恋バナというやつだ。
死語だ!
立てばドム
座ればサモハンキンポー
歩く姿はメタグロス
そんな私でも恋愛経験をしないわけではないのです。じゃなきゃ恋愛小説など書かぬ。否、恋愛小説はある種のファンタジーに近い。逢いたくて逢いたくて震えるくらいなら、そんな思いをさせる男はやめた方がいいと素直にアドバイスしてしまうクチですが、辞められるもんなら辞めてるわけで、諦めているわけで。
だから震える。
胸ではなく、手が震える場合はパーキンソン病を疑ったほうがいい。そもそもスマホのバイブくらい震えるのなら、いっそのこと彼氏のスマホになってバイブ代わりに震えたらいいけど、会ってるから震えないか。そうか。
私はいわゆるダメンズを地で開拓していく開拓民だったのですが、ダメンズである皆さまは口を揃えて同じことを言うのですよ。
「俺には愛される資格などない」
ダメンズが10人いたら8人は言いますよ。
愛され検定とかあるのかどうかは知らないけれど、それはおまえのアホみたいな主観であって、私がどうするかは私が決めるし、くだらねぇことほざいてんじゃねぇよ。と言ったら。まあ、振られました。
愛される資格などないといった男が、最終的な決定権を持っているということに、ワタクシの憤りは隠せなかったわけですが。
「俺には愛される資格などない」という言葉に対して「お、おう……」とか「個人の意見やし」とか「何言ってんの? その図体で乙女なの?」とか。そういうことを堂々と思える人は、たぶんダメンズ(初級レベル)ではありません。安心しましょう、やったね。
準備していない時にいきなりやってくるのが恋だし、それは相手の立場、自分の立場など御構い無しにやってくるものだと私は思っているし、季節だのタイミングだの、時折現れる妙な登場人物によって、はちゃめちゃにかき回されてこそ、甘くて美味しくて、夏に飲んだ時は少し切ないコーヒー牛乳みたいな、そんな恋ができるものだと思っております。
タピオカぁ?
そんなもんは知らん!
過去に恋愛相談を受けたことがあるんですが、何を間違って私のところに来たのかもわかりませんが、藁をもすがる気持ちというか、場末中の場末みたいな感覚で来たんだと思って、話を受けました。
相談者の意中の人は部下の人。
どうにもこうにもそっけない雰囲気を出してしまい、めくるめく餌のバラマキ状態にもついていけず……。という、お話だったので。
じゃあ、お仕事がひと段落して。
もし仮にお近くのファミレス(出来れば徒歩圏内か、二人とも自力で帰れる場所)で、軽くお食事などをしてみたり、なんならコンビニの裏であったかいコーヒーを飲むでもよし、ざっくばらんな話をして、お相手ではなく、自分の緊張というか、枠を超えられたらいかがですかね?
という話をしました。
その後、その人がどうなったかは分かりません。
ただねぇ、思うんですよ。
度の過ぎた臆病は、ただただ墓地に自分のカードをサクリファイスしているだけなんですよと。安いとこから始めましょう、と。思いました。
ダメンズを行き来してた私でしたが、
いまは半ば諦めの境地にあります。
モテたいとか、思わなくなっちまったもんな。
いや、ドムモテとか考えられないから良いけどさ。
ドラクエで恋をしているプレイヤーさんたちよ。
頑張るのじゃよ。
ドラクエ関係なく恋をしているプレイヤーさんも
頑張るのじゃよ。
恋が愛に変わった既婚者の皆さんも。
「私は何でも食らってきた古の腐……。
萌える、萌えられる!」
そんな奥さまがいらっしゃれば、幸せなので。
お花の一本、お風呂掃除と沸かし直し、新しいタオルなど、用意してあげてください。きっと喜ぶ。
いまいち内容のない話になってしまいましたが。
モーモンバザーに料理はたくさん補充しておきました、食べてくださいねー!
夜は短し恋せよ男子。(女子も!)