臼があつた
私は土兎なのだからここに入らねばならぬ
さう思つた
みつしりと隙間なく埋まらう
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中にはまだ何も無い空間が残つている
隙間は嫌いだ
みつしりが良い
もつと押してもらうことにしやう
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嗚呼隙間が埋まつてゆく
みつしりとした充足感が私を満たしてゆく
とても良い気分だ
まだ詰められやう
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私は今とても詰まつている
臼の底が隙間なく私で一杯だ
みつしりだ
嗚呼とても心地が良い
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少し
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狭い
やうだ
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終
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お月見イベントで、新しい家具が出ていたプクよー。
早速設置してみたの。
「カゲむしゃー、おいで~」
( あ「カゲむしゃ」というのは、私の家のコンシェルジュの名前ね )
「カゲむしゃのために、牛乳風呂を買って来たよー」
うん、サイズもぴったりだねー。
あれ?
だけどこの家具、他の種族はどうやって入るのかしら。
プク用なのかなぁ。
まぁいいやー。
「カゲむしゃー、牛乳加減いかがー?」