私はちゃんと生きてるからな?w
以前、Windows上で(エミュレーターをかませて)動かす超便利ツール、通称「お出かけしない超便利ツール」(嘘)があるときから動かなくなったと書きました。で、ふと先ほどググっておりましたら...公式に何か載っていました。もちろん皆さんも読めるものですが、転載しておきます。
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2019-09-06 19:00
Android版『おでかけ超便利ツール』特定端末での挙動について
Android版『冒険者のおでかけ超便利ツール』をご利用の方にご案内いたします。
Google Playストアにて、2019年8月1日(木)からアプリの64bit対応が必須となりました。「冒険者のおでかけ超便利ツール」におけるこの対応に伴いまして、x86系CPU搭載端末で正常に動作しない場合がある状況を確認しております。該当の端末をご利用のお客様にはご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解くださいますようお願いいたします。
(中略)
【x86系CPU搭載端末の一例】
・ZenFone 2
・Fonepad ME371MG
・Fonepad 7 ME372CG
・ASUS Transformer Pad
など
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...結局内部的に何をやったかはよくわかりませんが、要は「x86系Androidはしーらね」ってことでしょうか。スクエニ、テキトーだな...。まぁ、スマホタブレットはARM系が圧倒的に優勢ですし、ARMだけ考えて開発したい気持ちもわからなくはないですが...
以下、上記の説明でわからない方々のために解説を書きます。ただし、それでもある程度の前提知識が無いと理解が難しいと思われるので、ほどほどに読むことを勧めます。たとえこれでわからなくても、コンピュータへの興味につながってくれれば何よりです。
現在のコンピュータ(パソコン/タブレット/スマホ)のハードは大きく分けて2種類あります。
一つはIntel社の80386というCPUを源流とした、x86(32bit)/AMD64(64bit)系です。簡単に言ってしまえば、Windowsが動くパソコンとお考え下さい。こちらは、高性能化に比較的長けたCPUで、昔からWindowsが動いていたのに加え、途中からはMacOSXも対応しました。Androidは最初は対応して魔戦でしたが、途中からAndroid-x86というプロジェクトにより、動かせるようになりました。一部のタブレットはx86系を積んでいるものもあり、中にはWindowsと切り替えて使用できるものもあります。
もう一つのCPUはARMという系統のCPU。こちらは消費電力が小さく、スマホやタブレットで主に採用されています。名前は明示的には変わりませんが、32bitのみ対応のものと64bitにも対応したものがあり、最近はほぼ後者でしょう。
さて。ではx86でもARMでも動くAndroid。アプリってどうなってるの?という疑問。これですが、確かですが2種類に分かれます。
・どちらのCPUでも動くコードでのみ構成されている
この場合は、どちらのCPUでも問題ないと思います。
・ARMの機能(もしくは逆にx86の)を明示的に指定してるコードを含む場合
こちらは、一応Androidに内蔵されている変換機能を使いますが、必ずうまくいくわけではありません。なお、CPUの機能を直に指定するということで、無駄のないパフォーマンスが期待できます。
もし、便利ツールの内部コードがARMを指定して作られていたとしたら、x86でうまく動かないとしてもおかしくはないですね。
さらに言ってしまうと、アプリの動作環境は32bitか64bitか、CPU以外のハード、さらにはAndroidのバージョンにも影響されます。こうなるともう何が原因で動かないかなんてよくわからなくなりますねw