というわけで、今回はお料理ネタです。
唐揚げブームなんて言葉も少し前に聞いた気もしますが、
みんな大好きな唐揚げ。
はるこも子供の頃から好物なのですが、
最近買ってくることが多くなってしまって作ってないなぁ。
鬼嫁スキル150解放済みを自称しているだけに、
毎日の昼寝夕寝と家事の手抜きは無駄に板についているはるこ。
でも、無性に腕をふるいたくなってきた!
というわけで久しぶりに作りました。
はるこ流唐揚げは小林カツ代先生のレシピのアレンジです。
お肉は手羽先、手羽中、手羽元なんかはそのまま、
モモ肉は食べやすいサイズに切ります。
ムネはぱさぱさして好みじゃないので使ってません。
切ったお肉にお酒をなじませ…というのが本来のやり方なのですが、
今回はすっ飛ばしてしまいました。久しぶりで頭からレシピが飛んでる。w
次にしょうがを一片すり下ろします。
スパイスはブラックペッパー、タイム、山椒。
タイムは他のスパイスの半分を目安にするとうるさくならずいい感じです。
(胡椒:タイム:山椒=2:1:2にするイメージ)
スパイスをふりかけたら醤油を回しかけ、手でこねてなじませます。
お酒を忘れてたので、今回はここでお酒をかけました。
多少手順間違えても一応ちゃんとできるのでご安心を。www
なじんだところで一度手を洗って、溶き卵を作り、片栗粉を用意します。
この溶き卵がポイントで、不思議なことに卵を衣に入れると
二度揚げしなくても外はカリッ、中はジュワッと仕上がります。
この発見が小林先生のレシピのキモのようです。
先ほど手でこねて調味料となじんだ状態の肉に溶き卵をかけ、
左手でこねながら右手で片栗粉を入れていきます。
片栗粉が薄いと衣は柔らかめに、濃くするとしっかりとした衣になります。
はるこ好みの衣の固さはとろりとした感じになったあたり。
固めに仕上がります。もう少し薄くしてもおいしいかも。
粉の分量が決まったら手でしっかりこねます。
箸などでやるのではなく手でこねるのがきれいに仕上げるポイント!
片栗粉ですが、入れすぎると失敗します。
片栗粉を入れすぎた状態になると、衣が固まります。
そして、かきまぜたときだけとろりと液状になります。
この状態を化学の専門用語で「ダイラタンシー」といいます。
衣がダイラタンシーになると揚げた時に衣の一部が油を吸ってしまい、
油がしつこい感じになり失敗するので、万一粉を入れすぎてしまった
場合は酒と醤油で衣を薄めましょう。
ところでこの「ダイラタンシー」という状態。
現象としてはもちろん、さわった感じもとても面白いので、
片栗粉に水をほんの一滴だけ入れることで簡単に作れるので
「台所の化学実験」で一度ためしてみると楽しと思いますよ!
つまようじでダイラタンシーの片栗粉を切ったり刺してみたりすると
世にも不思議な現象を観察できます。
閑話休題。
衣と肉をしっかりとこね上げたらあとは揚げるだけ。
骨付き肉の場合は少し低めの160度、骨なし肉なら少し温度を上げて
170度で揚げます。
いつもざっくりと勘で仕上げるはるこがなぜ温度だけはきっちりと
何度と指定しているのか。
実ははるこの家のコンロは揚げ物の温度を一定に保つ機能がついているので
その機能を活用しています。
この機能がなかったら、油を温めて菜箸入れて先から出る泡の量で
温度見て、揚がり具合で火加減を調整して…、という具合だったのですが、
楽になったものだ。
仕上がりの目安は唐揚げが油の中で浮いてきて、泡が落ち着いて、
衣の色がきれいなモミジ色になったら完成。
骨付き肉はしっかり目に、骨なし肉は骨付きに比べたら、
え、これでいいの!? てくらいの時間ですばやく揚げます。
キッチンペーパーを敷いたお皿に揚がった肉を取り出し、
そこから更に別のお皿に移したら完成。
久しぶりの唐揚げに心躍る。
味見のつもりでつまんでたら、そのまま夕食になってしまったという、
どーにもしまらないはるこですが、こうなってしまったのも
やはり好みの味を追求して作り上げた我が家の唐揚げだから。
うーん、お店のとは別物のおいしさ!
久しぶりのマイ唐揚げは手の止まらなくなる味でした。
…て、よく考えたらただの自画自賛じゃないか! www
<材料>
鶏肉(好みの部位を好みの分量で)
卵(1こ)
しょうが(1かけ)
片栗粉(適量)
酒(適量)
醤油(適量)
胡椒(適量)
タイム(適量)
山椒(適量)
卵以外分量がアバウトなのが笑える…。www
分量の目安は本文に書いたように作りながら勘で合わせていくので
量ればきっちり作れるという仕様にはなってませんが。w
よければ参考にして下さい。♪