UNIX信者はるこです。
1回シリーズ外の日誌がはさまりましたが、それはさておき、
前回はうっかりUNIXに対する信仰心を告白してしまい、複雑な心境となったはるこですが、
こうなったからには行くところまで行こうと思います。
と言いつつ、今回日誌を書こうと思った最大の動機は「AndroidでターミナルとEmacsが使える!」
ということに気付いたことだったので、実は今回こそが本命です。
前回までは専門的な話は極力避けたり、説明を入れたりしましたが、今回はコマンドを
全く使ったことのない人にはさっぱりわからない話になるかも。w
ただ、少し知っている人ならそれほど複雑なことをしている訳ではないので、
真似してコマンドを実行していけば、使えるようにできると思います。
まずはターミナルエミュレーターから入れていきます。
Androidで使えるターミナルは一つではないのですが、高機能なLinux環境を提供してくれる
Termuxを使うのが有力な方法になっています。
TermuxはGooglePlayからもインストールできますが、更新が遅いという話もあるようです。
はるこはGooglePlayから入れてしまって、入れ直すのも面倒なのでそのまま使っています。
というか、そこまで高度なことをわざわざモバイル系の端末でやる必要もないので、
今後物足りなくなることがあればその時に考えればいっか〜、と気楽に構えています。
片や、Android版Emacsですが、こちらはGooglePlayからインストールすることはできません。
ブラウザから野良アプリとしてインストールすることもできますが、アップデートがやりやすい
ようなので、F-Droidのストアアプリの方からインストールしました。
F-Droidはフリーかつオープンソースなアプリのみを配信しているAndroid向けの
アプリケーションストアです。
やりようによってはTermuxとEmacsを連携させて、お互いのホームディレクトリを利用できる
ようにすることもできるらしいのですが、現状それはかなりマニアックな方法になってしまうので、
それはやらないことにしました。
そのかわり、それぞれのアプリから(実用的な意味で)ストレージ全体へのアクセスを
できるようにし、使い勝手を良くすると同時に、他のアプリも含めファイルのやり取りが
容易にできるようにしました。
では、作業していきましょう。
Termuxを起動して(デフォルトのホームディレクトリを見るために)カレントディレクトリを
調べてみると、
/data/data/com.termux/file/home
という、よくわからない場所にいます。
しかし、Androidの一般的な(普通の)ファイルマネージャーで見ることのできる
内蔵ストレージやSDカードのデータ領域にアクセスできなければターミナルにせよEmacsにせよ
使えたものではありません。
そこで、まずは下のコマンドを実行して、ストレージのセットアップを行います。
$ termux-setup-storage
すると、ホームディレクトリ直下にstorageというディレクトリができて、そこから
内蔵ストレージやSDカード内の特定のディレクトリへのシンボリックリンクが設定され、
「一応」ストレージを使える状態になります。
また、ストレージ全体へのアクセス権をアプリに許可する設定が開くと思うので、許可を与えて
おきましょう。
(自動で開かない場合は自分で設定アプリを開いて設定する。詳細は後述するEmacsの項を参照)
でないと、Termuxからストレージの中を見ることもろくに叶わないので、全く使い物になりません。
さて、一応使えるとは言いましたが、このままでは一般的なファイルマネージャーアプリを使って
見られる最上位のディレクトリをはじめとして、アクセスできないディレクトリが残り、
不便極まりないです。
次回、ファイルへのアクセスを確保するための作業を行います。
(続く)