どうも、空の写真を撮るの大好きぴのです。ナドラガンドの混沌とかやばい。空の神の統べる世界の空ですからね、折りよく茜色の空に星が輝く時間帯。飛竜が自由に空を舞い、地には太古の竜が跋扈する。原始の美しさだ……。
~前回のあらすじ~
ナドラガ神!!
レクタリスさん「私のヒロイン力は53万です」
嫌な予感がするのですがそれは

夜が明けて、月夜見の間にて儀式が始まる。
おいまて天使の輪って取れるの!?!?蛍光灯じゃねえんだぞおい!?!?!?それたしか後光の表現的なあれであって物理的に触れられるものでは……
???「ドラクエ世界ではそういうものです」
すみません。
旧き世の天使だけが持つ光輪は彼らの生命の源。この力を、彼女の命を注ぎ込むことによって神具は完成する。
ナドラガ神もエルドナ神も、眉間に皺を寄せて、儀式を見守っている。犠牲のない道をなんて、きっと何度も考えたんだろうな。
この世界の正史には俺はいない。最初の正史ではキュロノスに世界を滅ぼされていて、俺は神代には来られなくて、それでも神具は作られていた。
ドラえもん的パラドックス。道は違っても、終着点は同じ。
もし、俺が介入しない世界で、レクタリスさんが一人ぼっちで神具を作って、それで満足して消えてしまったのだとしたら。
俺がここに来たことで、レクタリスさんが少しでもアストルティアの未来に希望をもてたのなら。
残酷かもしれないけど、それでも俺は、あなたの未練になれたかな。
なれていたら、うれしいなあ。
人を愛するために生まれてきた彼女は本当に美しい、素晴らしい天使だったよ。
守護天使じゃないって言ったけど。ユーライザさんみたいに、俺のこと守れたらって言ってくれたけど。
でも。かつての今日生まれたこの神具のおかげでアストルティアは守られて、主人公の時代にまで繋がって、悪神に堕ちた彼らを救えた。俺はもう、とうの昔に、あなたにまもられていたよ。
完成した二つの神具。
アストルティアの楯と、神剣レクタリス。
月夜見の間の、夜空の向こうに朝の気配がする。
楯の中心に嵌め込まれた鉱石は紺碧色を東雲色が覆い、金色に照らされている。
剣は7色に輝いているけれど、よく見えるのは空色と東雲色。
きっとそれは、レクタリスさんが俺と飛びたいと言ってくれた空。アストルティアの黎明の色。
そんな強い思いを持つ彼女がただ眠るだけなんて、許容する筈もなく。
とある漫画に言葉を借りるなら、花の種は風に運ばれ空を舞い、また新たな土地で芽吹くものだから。
風の神エルドナが魂を運び、空の神ナドラガはそれを守り、そうして花が咲き、また天使は生まれる。
そうして芽吹いた彼女。
同じ顔。同じ声。きっと、同じ魂。
でも、ユーライザさんはレクタリスさんじゃない。
あの日あの時、アストルティアを守るために命をかけてくれたのはユーライザさんじゃない。
ネルゲルと戦った日に俺を助けてくれたのは、この島でずっと待っててくれたのは、レクタリスさんじゃない。
ユーライザさんは俺のことビックリするくらいずっと信じてくれてて、ちょっと狂犬気味。自分の正義のためならどこまでも突っ走ってしまうひと。
レクタリスさんは責任感が強くて献身的。でも本当はやってみたいこともあって、それをじっと覆い隠して耐えていたひと。
二人を同一視は絶対にしない。それはあまりにも失礼だ。どちらも好きだから、どちらも大切にしたいから。だからどうか、彼女が何も思い出しませんように。あなたはあなたの心を抱いて生きていてくれ。