第15話「グレイナル叙事詩」
南西大陸は竜の体を模した地名になっており、竜の門から入って右尻尾→翼→左尻尾→下顎→首→上顎と長い道のりを進んでいくリリィ達。
ドミール火山のふもとにあるドミールの里へ辿り着き、かつて魔帝国ガナンと戦った空の英雄グレイナルを探します。
里の人に話を聞くとグレイナルが闇竜バルボロスや帝国と戦ったのは300年前とのこと。
当時ガナン帝国は世界を征服しようと各国に戦争を仕掛け、闇竜バルボロスの力で多くの国々を滅ぼしたようです。
里長にバルボロスと帝国が復活したことを告げるとかなり衝撃を受けた様子で、急いでグレイナル様に報告して欲しいと火山への道を開けてくれます。
灼熱の溶岩と噴き出す蒸気を避けながらドミール火山の内部を進んでいくと、頂上で謎の老竜が姿を現します。
この竜こそが英雄グレイナルだと分かりますが、お爺ちゃんのグレイナルはリリィを帝国の手先と早とちりして襲い掛かって来るから困ったものです。
ボケ気味の老害ドラゴンにお灸を据えてあげるとコテンパンにされた腹いせにかグレイナルはリリィを信用してくれません。
昔お世話をしてくれたお婆さんの話にも耳を貸さないので仕方なく山を下りることにすると、ドミールの里にガナン帝国の兵士が襲撃して来るから大変です。
死者の軍勢となって里を襲う帝国の兵士達を追い払うと、今度はそこにゲルニック将軍が登場。
役立たずの兵士にトドメを刺す非情さを見せつけ、間もなく里も英雄も滅びると宣言して去って行きます。
リリィ独りで来れば信用してやるとグレイナルが言ってるそうなので仕方なくアクア、めぐみん、ダクネスに暇を出して英雄の許へ。
里で受け取った竜の火酒を渡すとグレイナルは大層喜び、お礼にとかつて帝国の将から勝ち獲ったガナンの紋章をリリィにくれます。
するとそこに闇竜バルボロスが現れ、里を攻撃してくるから大変です。
これにグレイナルは竜戦士の装具をリリィへ渡し、それを着て竜の戦士となりて背中に乗るよう指示します。
かくしてドラゴンウォーリアーとなったリリィは聖竜グレイナルに乗り込み、大空を駆けて闇竜バルボロスとの大怪獣空中決戦へと突入。
二匹の竜による激しい空中戦が繰り広げられると、バルボロスは真の力を発揮してグレイナルを圧倒します。
更に強大なブレス攻撃で里を狙い、それを防ぐためグレイナルはリリィを振り落として攻撃をその身で受けるのでした。
里は守られたもののバルボロスに敗北を喫したリリィは哀れガナン帝国に捕まってしまいます・・・。
数万年後・・・魂の欠片だけになっちゃったね・・・