言葉ってのは何よりも重いもので、言葉1つで人は生き方を変えられるし、言葉1つで死に追いやられることだってある。
そういう意味では言葉は命よりも重いとも言い切れること。
MNOとかオンラインゲームとか呼ばれるジャンルに属するゲームをプレイするのはこのドラクエ10が初めてな訳だけども、この世界での意思伝達のツールは言葉のみ。感情や表情なんか、ましてや真偽かどうかなんてもちろんわかるはずもなければ伝わることもない。どれが真なる言葉でどういった気持ちが込められているかを察し理解するのは各々受け取り手自身に委ねられる。
だからなのか知らないのだけれど(僕自身のことなのに)僕は画面の向こう側の人が、プレイヤーさんがどんな人なのか、生活を送っているのか、どんなお仕事をしてどういう暮らしをしてるのか気になって気になってしょうがない性質なのである。
書いててうわストーキング資質……て思った(思うかもしれない)けれど恐らく一緒に同じゲームをプレイしている「フレンド」さんをリアルの学校とか職場の人と同様に捉えてどこどこ住みなんだ〜とかなになに部入ってるんだ〜と他愛もない話をする感覚に近いんじゃないかな。
僕が初めて神話篇の最後のボスに同行してくれた方々の、所謂2次会の前の談笑にてあるフレンドさんに夢について問われた。その内容は今でも覚えてる、いやいつまでも心に残ってるのかもしれないけど。
夢はあるのか、と。
その時僕は答えられなかった。いや、答える自身がなかった。
その談笑会の主催者さんの職業が、中の人の職業が僅かな言葉から僕の夢のそれと同じなのではないかと、その夢を諦めてしまった者には語る資格はないのかもとも思ってしまったから。
その人はそういった個人情報をさらけ出したくない人だったけど思い切って聞いてみて(結局ちょこっと違いましたが笑)突然の質問に答えてもくれてありがたかった。
これまた先日、尊敬するその方のチームの自己紹介イベントに参加してきて、その人がいつもどういう思想で動いているか聞けるかなぁと期待していましたが、普段会う時とは違うハッチャケた姿を見て、そのチームが本当に楽しいんだなぁとひしひしと感じたりして、少し僕の考えすぎだったのかなとも思ったり笑(しかしてウェディのお姿になるとは珍しいものでした)
先述の、夢を諦めたとありますが、メンタルひ弱の豆腐マインドの僕は意志薄弱で何をするにも自信がなく、夢を持ち続けることは出来ませんでした。
何をするにもというより、言動も挙動も容姿も実力も知能も理念も意志も何もかも、何もかもに自信がない、自信というものを母胎に置いてきたかのような人生だったのかもしれない。
でも向こう側のプレイヤーさんの職業はゲームデザイナーさんだったり漫画家さん(それも憧れの!)だったり音楽の先生だったりはたまた……………
落としてしまった夢の欠片は今は手の中にないけど、それでも少年の見た夢は向こう側に確かにある。
先の質問をしてきたフレンドさんは、僕に未来があるからと幾度も助言の言葉を投げかけてきます。そのどれもが僕のハートに突き刺さるものばかり。
夢を捨ててしまった僕はその言葉を前に、その言葉を思い出す度に涙が止まらなくなって……、ていけませんよねいい年こいた野郎なのにっ。(しかしそのフレンドさんの写真がございませ〜ん許して〜〜)
その言葉を真のものだと信じるかどうかは受け取り手次第だけどバカ正直な僕は真に受けてしまいます。
なんでだか、そうとしか思えない力強さや重みを感じるから。
僕は言葉で勇気を貰った。荒んで燻った心にはまだ火はついてないけど……
まだ何もお礼なんかは出来ないけれどその時からずった溜まってた感謝の気持ちをここに留めておきたい。
言葉1つで人は勇気を貰える、立ち上がれる。
そしてそんな言葉を与えてくれる、与えてくれたフレンドさん各位、
ありがとう。
リアルの方を頑張るとなるとインする時間は減るかもだけど、
私は、僕はドラクエ10を……
まだまだ続けるよっ。