らなこの冒険日誌

【7月にアップしたものを編集して再掲しました】
    戦闘においてレベル・スキル・装備・宝珠などで決定される火力・防御力・耐性・その他基礎能力はもちろん重要です。しかし戦闘時にどのように動き、どのようにコマンドを打つかが何より重要になってきます。ことさらリスクマネジメント(危機回避能力)を考慮したコマンドの選択・コマンドを打つタイミングが大変重要で、それが戦闘の勝敗に大きく左右すると言っても過言ではないでしょう。そこで今回は戦闘前の基礎能力や戦闘時の動き(立ち回り)、そしてコマンドの選択までを度外視し、コマンドの打つタイミングのみに特化して考えたいと思います。それってヒーラー、あるいはバッファーだけの話ではないの？、アタッカーの私たちには関係ないのでは？と思ったそこのあなた！スタンショットを打ったり、せかいじゅの葉を使って少しでもバッファーやヒーラーの役目をするなら考えておいて損はないでしょう。

    コマンドの打ち方における危機回避能力を次のようなものに大別します。
        ○ターンを貯める
        ○緊急回避用の特技や必殺技があれば、
              緊急時はすぐにコマンドを打つ
        ○モンスターが攻撃してこない時にコマンドを打つ

もちろん3つの兼ね合いになりますが、1つ目から詳しく見ていきましょう。

○ターンを貯める
    ターンとは
        基本待機時間＋内部ディレイ
で表されます。基本待機時間(通常5秒程度)を過ぎるとコマンドが打てるようになり、コマンドを打つことによって対象コマンドの内部ディレイに移ります。内部ディレイとは呪文でいう詠唱時間、特技でいう準備時間です。しかしコマンドを打たなければ内部ディレイには移らず、その時間は次のターンの基本待機時間に充てられ、最大プラス1ターン分貯められます。これを今回「ターンを貯める」と呼んでいます。例えばターンを最大まで貯めていてホイミを打った場合、ホイミの内部ディレイ＋動作ディレイ＝3.8秒後、すぐに次のコマンドが打てます。動作ディレイなどの詳細は割愛します。ターンを貯めることは危機回避の基本と思っていますが、煩悩に負けてしまいターンが回ってくるとすぐにコマンドを打ってしまうことも多くあります。それではなぜこれをするのか？それは、
        次のターンを早く回すため
です。例えば、僧侶はターンが回ってくる度にすぐさまキラキラポーンを蒔いていたとしましょう。その時、大きなダメージを受けたとしてベホマラーを打とうとしても、次のターンが回ってくるまで待っていると手遅れになるかもしれません。他の職業でも同じであり、スタンショットを、サプライズラッシュを緊急時に出来るだけ早く打つためには、なるべくターンを貯めた状態にしておくことが重要であり、ターンを貯めることが危機回避に直結することがわかります。

○緊急回避用の特技や必殺技があれば、緊急時はすぐにコマンドを打つ
    当然ですが、最初の「ターンを貯める」ことができていて始めて本当の意味で実践できることですね。ターンが回ってこなければ次のコマンドを打てない訳ですから。

○モンスターが攻撃して来ないときにコマンドを打つ
    これもある種当然で、モンスターが攻撃しようとしている時は危機が迫っている時です。そういう時はむやみにコマンドを打たずモンスターの行動を見極め、緊急回避のためのコマンドに備える場面も大いにあるということです。もちろんそれが「ターンを貯める」ことにも繋がります。それではモンスターが攻撃して来ないときはどういう時か？それは「モンスターがターゲット(タゲ)のプレーヤーに攻撃できない時」です。モンスターの基本動作として、タゲに「この攻撃をしよう」と決めたらモンスターは25秒程度考えを変えません。その時に他のプレイヤーが壁を作ってモンスターがタゲに近づけないようにしたり、タゲが逃げてモンスターから遠く離れているその間はチャンスタイムであり、コマンドの打ち時です。壁やタゲの詳細は今回のテーマから外れますので説明を省略します。

    大きなダメージを受けたら回復をする、仲間が死んだら蘇生をする、あるいはスタンショットなどで相手の動きを止めるというコマンドの選択は皆さんそんなに間違うところではありませんが、その選択を最大限に活かすためには上記の3つの柱を実践することが重要であるとらなこは考えています。

それではまた。