写真を撮るためゴブル砂漠に行ったんです。
知っている人も多いと思いますが、ゴブル砂漠にはよく砂嵐が吹き荒れます。
私は晴れた空のもと写真を撮りたかったのに、現地についた途端に砂嵐が起こりました。
しばらく待てば元に戻るだろうと思って待ったけど、一向に止む気配はありませんでした。
あまりに止まないので、誰も聞く人がいないと知りつつ、思わずこう叫んでいたのです。
「すなあらしやんで!」
と。
すると、さっきまで頑固に吹き続けていた砂嵐が、嘘のようにぴたりと止んだのです。
これはただの偶然かもしれませんが、言っても仕方のないようなことでも、言ってみると何かが変わるということはあると思うのです。
ソロ専門だとついつい忘れがちになってしまいますが、言葉に出すということは大事なことだと思いました。