チャガマの冒険日誌

～冒険者の酒場で仕入れているお酒の話～

オーグリード大陸～ランガーオ山地のような
我々にとって極寒の地ではエールやビールなどよりも体を温めるために呑む火酒のような強い酒が好まれる
対してグレン領及びガードランド領などの比較的
暖かい地域では、エールやビールなど、のどごし爽やかな酒が多く好まれている

中でも【大芽麦】を使用し
酵母を常温で、かつ短時間で発酵させ
複雑な香り、深いコク、フルーティな味わいを生み出した、地元の名産品【オーガエール】なるものが
1番の人気である

普通のビールと違い、13℃程の常温でいただくのが
心地のいい香りとしっかりとしたコクを生む
このビールを飲むためのルールである

肉料理と共に一気に流し込むもよし
ナッツ類や果物とちみちみ飲んでいくのも
乙なものです

特に【常温】で提供されるため
時間をかけて飲んでも、味が落ちにくいというのも
このビールの特徴である


……王都ガードランドでは、酒場に時折現れる
【賢者マリーン】が、その巨体にも負けないほど
大きなジョッキになみなみとオーガエールを注ぎ

大量の料理と一緒にあおっているそうです

みなさんも1度、私のお店【冒険者の酒場】で
このエールを味わってみては？