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悲愴の断罪者

くえす

[くえす]

キャラID
: UZ978-798
種 族
: ウェディ
性 別
: 男
職 業
: 旅芸人
レベル
: 133

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くえすの冒険日誌

2019-08-08 18:22:10.0 2019-08-08 18:35:12.0テーマ:その他

【ネタバレあり】ここだけは、ドラクエ映画について話すとこ

昨日は午後仕事のお休みをいただいて、先日封切されたドラクエ映画(ユアストーリー)と、毎年恒例のドラクエファミリーコンサート(今年は3)のはしご、という素敵なドラクエデーでした。

今日は映画についてのお話を。
映画を見る前には予備知識は一切入れず、まっさらな気持ちで見ました。
ただ、賛否両論わかれてる、ということだけは、耳に入ってましたが。


以下、ネタバレを含みますので、これからご覧になる方は読まないことをお勧めします。









物語はドラクエ5のストーリーをベースに進行していきます。
幼少期はだいぶ、すっ飛ばしてましたね。2時間くらいの尺の中であのストーリーを展開するのだから、そこは想定内でした。

まぁ、ちょっとさすがにそれ、端折りすぎじゃない?ってとこもあったけど、目はつぶります。
僕らの脳内で補完されてるしね(笑)

アニメーションもキャラボイスも、素敵だったと思います。
十分なクオリティでしたし、場面によってはちょびっと泣いちゃったりもしてました(笑)
世界にどっぷりとつかってました。


ビアンカの声をしてた方は、個人的に「あまちゃん」「ひよっこ」びいきなので、うまくやってるなって思いました。
フローラが思った以上にいい人に描かれてたけど、主人公にビアンカの好意に気がつかせるくだりは、ちょっと強引だったかな(笑)

まぁでもそれは、映画特有の話の流れとして、受け入れます。
他にもドラクエ5の本編の設定を無視してるところも多いんですが、それもそれで、別にあまりこだわりません。

ゲマさん、いやらしく描かれて、声もよかったですね。
まぁ、なんで最後やられちゃうのとは思った。何度でも石化すれば無敵だったのに(笑)

でも、それじゃ物語が進まないので、それもいいです(笑)


賛否両論、の本丸は、やっぱり「最後の10分」ですよね。
事前情報なかったので、確かにびっくりしました。

普通にラスボス倒してよ!それが僕らのドラクエ5だ!と息がる人も多そうです。
もう、それはド正論だから、否定もしません。

そもそもこの映画は、ドラクエ5を映画化することがコンセプトではないんですよね。
ドラクエ5をベースにした、僕らの脳内のお話?なんですよね。

あの頃夢中になって遊んでた、そこにスポットを当てようとした。
だからこその「ユア」ストーリーなわけで。

だから、こういう結末の持っていき方自体は、1つのアプローチとして、否定はしません。
まぁ、むちゃくちゃなところはあるけど、映画を見終わった直後に思ったのは「1本とられたわぁ~!」ってところ。


ただ・・
この映画で失敗だったのは・・・

「あの頃遊んだ」っていう懐古。わかるんですよ。
それは他人から映画を通して言われなくても、映画を見に来てる人なら、ほぼほぼ当然持ち合わせてる感情。

だからといって「うんうん、その通りだよね」って共感はできなかった。
それは「終わってから」話すべきことだから。

映画館にいる間は、その映画の世界観に浸ってたいんだよね。
それを、映画館から出る前に、映画の中で「現実に戻れ」と言われてしまったこと。

これ、音楽のコンサートで言い換えれば、どっぷり音楽聞いて、いよいよ最後盛り上がってきました!ってところで
「皆様、お帰りはあちらです」
ってアナウンスが入って、気がついたらアンコールの演奏も省略されて終わってました、みたいなもんだよね。

そこを「1本とられた」と思えず、世界観をぶっ壊された、と思うのは、自然な感情でもある。


ゲームが好きな人が書いた映画ではないから、ゲーマーの共感を得ようとして仕込んだ部分でそれを得られなかった。

ドラクエ10を趣味としてやってる人に対して、あなたの趣味なんですかと質問されたら
「趣味はゲームです」
「趣味はネトゲです」
「趣味はドラクエです」
「趣味はドラクエ10です」
4通りの答え方があるんですよね。

今回のドラクエ5でもそう。
ドラクエ5は「あの頃、入り浸った世界」だったり「思い入れのある作品」だったり・・・
人によってどう形容するか、それは人それぞれ。

ゲームだけど、ゲームって言わないで!
そう思う人は、少なからずいると思う。だから、こうなっちゃったのかな、と。


言いたいことはわかる作品だった。
でも見せ方が・・・最後の最後で、やっぱり「ドラクエ」が好きな人の書いたものではなかった。

そこが賛否両論の一端なのかな、と思いました。


ただね、ある意味、印象に残る終わり方だったことも事実。
映画を見た人同士で、賛否について酒でも飲みながら語らったとしたら、それは作品としては成功なんだと思う。


うーん、まとまらないけど、おわり!
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