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悲愴の断罪者

くえす

[くえす]

キャラID
: UZ978-798
種 族
: ウェディ
性 別
: 男
職 業
: 旅芸人
レベル
: 133

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くえすの冒険日誌

2022-07-29 18:03:11.0 テーマ:10周年記念(8/31まで)

「10年続くドラクエ」を支えた、ドラクエ10ならではのシステムについて語る!

広場の日誌のテーマに「10周年記念」というカテゴリが追加されましたね。
カテゴリが追加される前に、お祝いと回想を兼ねた記事をすでに3本書いちゃったりしてますので、そちらもよければご覧いただくとして・・

今回はタイトルのように「10年続くドラクエ」を支えた、いろんなシステムについて掘り下げていきます。


■サポート仲間システム

人と組んで何かをするというMMOでありながらも、1人で遊びたい人のためにと実装されたシステム。

サポート仲間の行動ロジックは、10年前は今ほど賢くありませんでした。
賢くできなかったわけではなく、意図的に賢くしなかったようです。

「ドラクエは1人で遊ぶものだ」と脳内に「ドラクエらしさ」を感じる人は当時多かったので、バージョン1初期の頃は「いかに知らない人とパーティを組ませるか」というところは運営側の重要なテーマでした。

サポート仲間のほうが人と動くより快適だったら、一緒に人とパーティを組む意義が減るからね・・「人と組む>サポ」という「力関係」をあえて採用したフシがあります。

今はサポート仲間は賢い。範囲攻撃は最小限の動きで避けるし(笑)
人と組みたいときは組む、気軽に1人で何かしたいとき、人数が足りずに補充したいときはサポ入れる。
今は誰にとっても「融通が効くシステム」としてなくてはならないものになってますね。


■元気チャージ

ドラクエは、いろんな年齢層の人がプレーする。学生も多くなる。
24時間張り付いてゲームするような中毒性を持たせると社会的な風当たりも強くなる・・・

国民的ゲームタイトル「ドラクエ」だからこそ、ここは意識したと思われます。

そこで「ログインしてない間にも何か得られるものを」ということで搭載されたのが、先程のサポート仲間で得られる経験値やゴールドであったり、そしてこの「元気チャージ」ですね。

レベル上げに有用な「元気玉」を入手する手段として必要なので「休むことも必要です」という無言のメッセージも感じ取れるこのシステム。よくできたもんだなと思います。


■まんたん

一発でパーティ全体のHPを全回復させられる、便利なコマンド。

シリーズ開始当初は不便なことが多かったですよね。
その中の1つにはMPを回復する「まほうの小びん」を1本ずつしか飲めない、というものがありました。

バージョン1のだいぶ早い段階で、アップデートの目玉機能的な扱いで「がぶ飲み機能」が実装され、冒険者は歓喜しました(笑)

MPの回復は大変だったけど、HPの回復はこの「まんたん」コマンドのおかげで楽ちんでした。
いちいちホイミ何度も唱えなくてもよかったんだから、これはやっぱり画期的。


■ジャンプ

ドラクエ10内のコミュニケーションにおいて、これほど便利な機能はなかったと思う。
当たり前のようにピョンピョン飛んでるし、途中からはバトル内でも攻撃を避けるための手段になってるけど「よく使うセリフ」と並んで、見えない相手に対しての意思表示の方法として「神機能」といっても過言ではない。

1度に打てる文字数が少ない中、ジャンプで伝えられる気持ちは多い。
ジャンプすることで伝えたい相手がいて、伝えたい想いがあって、、だからこそ活きる機能。

なお、サービス開始当初はWiiのコントローラに「ヌンチャク」があって、これを使ってると無性にジャンプしたくなる人が多かったようです(笑)


■サーバー移動

40個あるサーバーを自由に行き来できる。
ドラクエ10では当たり前だけど、当時のネトゲだとすごく敷居が高いことだった。

なんといっても今ほど通信環境も安定してない中、あちこちのサーバに散らばってるキャラクターに対してチャットを送ったり、フレンド一覧等で現在地を表示して共有したり、それはエンジニア的には「できれば負荷を分散させたい処理」をあえて逆方向に行くという、大変なもののはずです。

それをあえて実装したんだからすごい。
理屈からいえば、もし1つのサーバから動けなかった場合に比べて、お友達と知り合えるきっかけが40倍になった、とも言える話だよね(笑)

もっとも、サービス開始当初はサーバーは20個しかなくて、あまりの過負荷のために緊急の「応急処置」としてサーバーの数を倍にしたんだよね。しかし、応急処置はそのまま10年続いてる。。


「1人でやるドラクエ」という固定観念が吹き飛んで、様々な冒険者が行き交い、足音やチャット、ジャンプの音が聞こえ、他の人がフィールド上で戦う姿が見えて・・・いつしか「他の冒険者がいないと寂しささえ感じる」ようになってしまった。

いろんな機能が実装されて便利になっていったけど、こうした「根幹をなす機能」は、これからも僕らを楽しませてくれるんでしょうネ。
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