ファラスが負傷しグランゼドーラ城に匿いファラスとメレアーデと話した後僕はアンルシアの部屋に行って話しかけた。
「ククリョーマは無理してない?何かあったら私に言ってね。どこにいてもすぐに駆けつけるから!」
「!」
アンルシアはそう言った。何故だが分からない・・・身体と心が震えてしまった。ここにいるアンルシアの部屋が血なまぐさく感じてしまう。灰色の雲が焦げ臭い煙に視認するかのように落ち着いてられなかった。「どうしたの・・・?」
すると僕はビー玉同士が弾くようにポロポロと涙が流れてくる。
「僕は・・・生き返しを受ける前エテーネ村を守りたかった。あの時の自分は無力でどうしようもなかった・・・」
あの瞬間は地獄そのもの。故郷すら救えなかった。戻れない瞬間、今手と手を掴もうとしても離れていく感覚。引力すら萎む無力さ。辛くて仕方がなかった。
「ククリョーマ・・・」
「僕は生き返しを受け色んな旅をした。アストルティアとナドラガンドの皆とそしてアンルシアと出会って自分の灰色な心をカラフルにしてくれた。嬉しかった・・・」
するとアンルシアは僕に抱きついた。
「・・・大丈夫よ。ククリョーマ。貴方は頑張ったわ。辛いことから逃げずに真っ直ぐなククリョーマとても素敵だと思うわ・・・だから全部吐き出してもいいわ・・・」
「あぁ・・・ありがとう。僕はアンルシアを知って自分と重なりやすいと思ったんだ。過去を知って僕は生き返し前の頃の弟に本を読ませたりおっ母と親父が旅に出て間もない頃、弟のレオードが寝てる間に泣いてたんだ毎日。だから家族や友達が離れ離れになると辛いのはアンルシアはそれ以上なんだと知ったんだ。」「ククリョーマ・・・ありがとう。貴方って人の痛みに寄り添える人なのね・・・」
「・・・そして勇者覚醒を見て思った。エテーネの事を考えると胸が痛かった。だけど僕はそんなのに負けたくないと思った!今は前だけ進もうと!だけど今は・・・こんなんだよ・・・」
アンルシアは僕にに抱きつくのをやめて僕の手を繋いだ。
「・・・それでも弱さも強さも全部をククリョーマ。あなたを盟友として愛します・・・」
「あぁ・・・!僕もだ!」
「えぇ!貴方は貴方らしくいて欲しい!」
「ありがとう」
僕はこの勇者姫の部屋の空間が血なまぐさく感じなくなりまるで赤いリボンをしたプレゼントの箱のような気持ちになりながら僕とアンルシアは一緒に話し合ったのでした。
終わり