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ムキムキ花園

ユーリル

[ユーリル]

キャラID
: XP344-284
種 族
: 人間
性 別
: 男
職 業
: 僧侶
レベル
: 130

ライブカメラ画像

2D動画 静止画
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ユーリルの冒険日誌

2023-04-29 16:24:56.0 テーマ:その他

ショートストーリー2/3

最近の一言。
「犀利エル」

前回の続きのようで続きじゃない
ショートストーリー
出てくるキャラクターは毎回違うし
シチュエーションも違う。

楽しんでくれたら幸いですがな。

さ、赤画像の合間がストーリーてす。 「……貴方は後悔してないのですか?」

メイド服を着た銀髪の元メイドが男に問う。

「紅魔館から逃げなければ、なぶり殺されていたのかもしれないのだぞ?」

「お嬢様がそうお望みならば……」

「しっかりしろ!十六夜咲夜!
君はもう人形じゃない。この世界では自由なんだよ!」

「……自由」

「君はもう自由だ。この世界で生きて生き抜く責務がある」

「……責務」

「こっちでしてあげられることはもう……」

男が言うと咲夜が突然抱き着いた。

「……行かないで。私どうしたらいいのか、わからないの」

今まで溜まっていた感情が溢れだした。
彼女にとって久し振りの涙かもしれない。

ずっと胸の中で泣き続けて疲れて眠ったようだ。
もし、彼女が独りでこの世界を生きるのは辛くなるだろう。
本来、幻想郷へ帰るつもりだったが私もこの世界に残ろう。

「……八雲。いるだろう」

「ええ、いるわよ」

妙な隙間から人影が現れる。

「急ですまないが、私はこの世界で彼女と共に過ごす」

「あらそうなの?貴方のことだから冷たくすると思ったけどね」

「なんとでも言え。幻想郷の皆には悪いが……いいか?」

「ええ、良いわよ。他でもない貴方の頼みですもの」
「感謝する」

こうして、私は十六夜咲夜と住むことになった。
彼女には私が必要だ。支えにならないと彼女は壊れてしまうだろう。



……数十年後。


「突然の訪問で悪いわね」

紫はお茶目の顔をして紅魔館の主に話す。

「いきなりすぎるわ。で、貴女が来ると言うことは新しいメイドかしら?」

主であるレミリアは適当そうに言う。

「そうよ。貴女が好みそうなメイドよ。
さあ、入ってきて」

ガチャっと入ってきたのは……。
紺と白のメイド服を着た銀髪の少女であった。

「この子よ」

「始めまして、レミリアお嬢様。
わたくしの名前は咲(サキ)でございます。
八雲様と父様、母様よりお話を伺っております」

丁寧にお辞儀をし自己紹介をする少女。

「……この子が新しいメイド?」

レミリアは紫に睨みながら言う。

「この子よ。かつての従者に似てるわよね」

「……お前はメイドとしての仕事をこなせるか?」

「こなせます。母様からは家事の延長戦と教えられています」

「迷いが無いわね。わかったわ、雇ってあげる」

「良かったわ。それじゃあ、私はこれで失礼するわ。咲ちゃんまた今度、様子を見に行くからね」

「ありがとうございます、八雲様」

「……邪魔者はいなくなったわね。
少し質問するわ。
貴女の母親は【咲夜】って言うのかしら?」

「母様は咲夜です」

「それじゃあ、父親は?」

「父様は……」

「いいわ。質問はこれでおしまい。
次は貴女の家事能力を見るわ」


咲は紅魔館でメイドをすることになった。
半年でメイド長へと登り詰め、そして数年後に紅魔残虐事件を起こすのであった。
紅魔館の住民は全員死に絶え、少女は自殺した。
全ては、両親の敵討ちの一心で……。 少々無理のある締め方だなって思った。
半年で到達できるものなのかな?ってね。

落ちは後気味悪くしたのは
少女は親を慕い、愛して
親の過去の出来事を曲解してるんですよね。
やや依存チックな感じであってるかな?
この後、両親がどう思ったか、幻想郷がどうなったかは
皆様の想像に委ねます……

次のショートストーリーで最後です。

~完~
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