今日ふとしたことで思い出した話をします。
私はアストルティアに生まれる前からなりたいものがありました。それは、手作り衣装で冒険する旅芸人兼さいほう職人というキャラクターです。
旅芸人だけどそんなに大スターでもなく、衣装の準備から自分でしているというキャラに生まれたかった。なので、さいほうギルドにたどり着いてさいほう職人になれたときは本当に嬉しかったです。
けれども、私には致命的な弱点がありました。
手先が不器用なのか、精緻に数字を必要とされるさいほうには向いていなかったのです。
しかし諦める頃にはもうレベル10以上でちょっとばかり遅く、転職もできませんでした…。
思い描いていた旅芸人になれていないプチショックの中、調理職人の追加と転職可能になるというニュースに心惹かれました。
何の根拠もないけれど、調理職人なら出来るかも知れないと思ったのです。
調理職人になってからも山あり谷ありでしたが、最終的には会心を効率よく入れるだけという数字に捉われすぎないゲーム性が好きになり、気がつけば調理職人イムナヤが誕生していたのです。
手作り衣装で戦う旅芸人にはなれなかったけど、料理でみんなを応援する旅芸人にはなれました。
そして、そんな自分が今では好きなのです。
だから、これからも冒険しながらフライパンを振るうのでしょう。
ご拝読いただきありがとうございます。