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この日誌はフィクションです。実在のアストルティアの人物とは一切関係ありません。
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「こんにちは、神父さん…」
「!?アンタは……!」
「集会…」「19日…」
「祝祭(フェスティバル)…楽しみね…」
「なん…だと…!?」
「また始まるのか…あの狂気の祝祭が…」
「ごきげんよう…総長さん」
「総長…?」
「チッ…お前は“キラ”…」
「“神春無為乃死神(カミハのキラーマシン)”…」
「旧い名前ね…今は“明日腐ヱ流土乃妖花(アスガクのあやかし)”と呼ばれてるわ…」
「(自分で付けたんだろ…)」
「略すなら“あやか”でいいわ」
「“アス学”か…少しはマジメになったのかい」
「ええ、おかげさまで…」
「ちゃんとドルセリン代を払うようになりましたわ」「当たり前だろ…」
「カミハルムイの桜を伐り倒す遊びもしなくなりましてよ」
「当たり前だろ!」
「キラーマシンと言うより伐採マシンだったな」
「あの頃のお前は桜の返り血で染まっていた…」
「“サクラブラッド“…」
「今もカミハルムイに伝わる怪談のモンスターだ」
「正体はここにいる人間だがな…いや、怪物か…」
「お褒めにあずかり光栄です」
「けなしてんだよ!」
「集会楽しみですね」
「関係ないね、お前等だけで遊んでな」
「総長さんの走り、みんな楽しみにしています」
「もうとっくに引退したよ…」
「私達に引退はありません」
「貴方は頑なに登る太陽を見ない」
「ここでずっと落日を見ている」
「ああ…朝日は眩しいからな」
「ふふふ…眩しいかもしれませんね」
「それではさようなら、落日しか見られない総長さん」
「チッ…さっさと消えな、伐採マシンが」
「“伐採マジンガ“?…いいあだ名ですね」
「言ってねーよ!」
「箱舟来ましたので、アレに乗って帰ります」
「帰れ帰れ、ここには止まらないが………まさか」
「ゲルト海峡は速度が落ちるので乗りやすいです」
「無賃乗車…だと…!?そういえばここに来た時も…」
「貴様、まだそんなことを…!」
「ドルセリン代は払ってますよ」
「当たり前だ!」