宇宙。。。
それは我々の住む星より大きな世界。
それが生まれる前は、静かで、どこまでも続く、まさしく「無」としか言いようのない空間での出来事でした。中心も端もなく、光も音もない、そんな世界に、突如として響き渡ったのです。
最初は遥か彼方から飛来した鉱物生命体群。ジア・クトも、キューロランドも、ゼニアスさえありません。
本日はその始まりについての物語です。
なお注意ですが7.4のネタバレはありません。

原初の時、はじまりの時、そこには魚がありました。 魚は、他の種族がほしいと願いました。魚は努力して、苦行をして、熱を発し、毛玉を吐き出しました。

吐き出し続けて遂に沢山の毛玉ができました。
これがプクの先祖です。
吐き出されたプクは1列に並べ、回し、洗濯して綺麗にします。その後各々自我を与え自由にさせた。
ある程度のプクを吐いた魚は最後にとびきりの量の毛玉を吐こうとした。かなりの大きさのけだま。それがナスである。
自身の身体より大きなけだまを吐いた魚は裂けて世界に散らばった。
残されたプクとナスはそんな事も気にせず暮らしていたある日。

ナス:悪いなプクタ、このベットは3人用ナス
プク1:だったら1人で使うなよ!完全に三人縦になってねれるじゃん!悪すぎやん。
プク2:くそ。。。焼きナスにしてやる。。
この日、ナス太郎は少しばかり食べ過ぎてしまいました。宇宙の浮遊物の中でも、特に発酵しやすい謎の藻を大量に摂取したのです。すると、ナス太郎のお腹の中で、かつてないほど強烈なガスが発生し始めました。「これは…只事ではないぞ…」ナス太郎はそう感じましたが、時すでに遅し。
ブッ…パァァァン!!!

その瞬間は訪れました。まるで、長らく抑えつけられていたエネルギーが解放されるかのように。かすかな火花、あるいは静電気、あるいは単なる気まぐれか。理由は誰にも、いや、何にも分かりません。ただ、そのガスに、ほんの一瞬の「火」が触れたのです。
その瞬間。
ドーーーーーーン!!!!
世界が、文字通り、粉々に砕け散りました。静寂は轟音に、無は眩い光に、そして何もない空間は、信じられないほどのエネルギーの奔流へと変貌したのです。中心と思われた場所から、ありとあらゆるものが猛烈な勢いで四方八方へ飛び散っていきました。
それは、想像を絶する爆発でした。あまりにも強烈なエネルギーは、時間と空間そのものを歪ませ、引き裂き、そして新たな秩序を生み出そうとします。光よりも速い速度で広がる衝撃波は、まだ何もない宇宙に、熱と粒子を撒き散らしました。
飛び散った粒子たちは、互いにぶつかり合い、結合し、やがて最初の原子、そして分子を形成していきます。それは、気の遠くなるような長い長い時間の物語の始まりでした。濃密なガス雲は収縮し、重力によって引き寄せ合い、やがて燃え盛る星々が誕生します。無数の星々が集まり、銀河となり、さらにその銀河たちが集まって、巨大な銀河団を形成していきます。その一つがジア・クト。
爆発の中心から遠く離れた場所では、冷え切ったガスや塵が集まり、惑星が生まれます。その中には、奇跡的に生命を宿す星も現れるでしょう。その星がぜネシアやキューロランド。
気の遠くなるような進化の過程を経て、多様な生物が生まれ、文明を築き、そして、遥か昔に起こった、おならの爆発が宇宙の始まりだったなどとは、想像もせずに、星空を見上げることになるのです。
あの時、もし、あのおならが引火していなかったら。もし、あの爆発が起こらなかったら。今のこの広大で壮大な宇宙は、存在しなかったのかもしれません。
そう考えると、宇宙の始まりは、なんともユーモラスで、そして、奇跡に満ちていると言えるのではないでしょうか。壮大な宇宙の物語は、昨日EPPで始まったのです。
…どうしよ。。。これver10ぐらいで採用されてしまったら。。この場合もネタバレになるんでしょうか?わかる人いたらまた教えてください。