アストルティアの皆・・もう前置き無しにします(*^_^*)
グラグラと揺れ始め、崩れ始める建物!
すでに999に到着して、ミャウダーの遺体を抱きかかえた車掌さんも
「一体、なにが起きているんです!?」
私は急いで、他の生き残った人達と999に乗ろうとします。
メーテル「サオリン・・。私は・・。」
メーテルは罪悪感からか、何か分かりませんが乗るのをためらってます。
私「なにしてるメーテル!早く!」
メーテルの手を取り、ようやく車内に乗り込みます。
私達は気が付いていませんでしたが、まだ息のあったメタルメナも
ヨロヨロになりながら石炭車に乗りました。

空が変色していく中、いよいよ999で惑星大アンドロメダを脱出です!
しかし、この星はまだ死んでいません。戦闘衛星が999を追いかけ、ビーム砲を撃ち込んできます!次々と後部から車両がやられていきます。
私「みんな!早く前の方へ!」
もう車内はパニック状態です。
そして、最後尾から何が起きているのか見てみると・・・

私は興奮と共に叫びました。
「ハーロック!」
なんと私の目に写ったのはあのキャプテン・ハーロックの乗るアルカディア号でした!なんと、この星に侵入してきたのはハーロックだったのです!
そして、その横にはクィーン・エメラルダス号も!
彼らが戦闘衛星を撃破していってくれてます。
でも、すぐにその戦闘衛星の撃つビーム砲もアルカディア号の撃つビーム砲も、おかしな事になり始めました。

私「弾道が右にカーブしてるぞ!」
ハーロックもまた「おかしい!弾道が右にそれて行くぞ!」
そして、ゴゴゴゴォォ!と空中にいるのに999もアルカディア号も揺れ始めます。アルカディア号のレーダー係が右後方から、ものすごい吸引力が働いているとの事です。999の機関車もまた同じ事を言ってます。

メーテルが静かに一言だけ言います。
「サイレンの魔女・・。」
私「サイレンの魔女!?」
メーテル「サイレンの魔女が鳴く時、生きとし生ける者がみな破滅する。
昔からアンドロメダに伝わる言い伝えよ・・。」
なんと、まだ息のあるプロメシュームの声も聞こえます!
プロメシューム「サイレンの魔女!何故そのようなものが・・。何故!?」
ここで、サイレンの魔女について解説します。これは異質のエネルギーを求めて宇宙をさまよう大暗黒彗星で、ブラックホールのようなものです。
ハーロック「プロメシュームがこの空間に機械エネルギーを充満させたためか!
機械化帝国の発する巨大な機械エネルギーがサイレンの
魔女を呼び寄せたということか!」
つまりは機械エネルギーの持つものをどんどん吸い込んでいくので
アルカディア号も999も人力操作に切り替えなくてはいけません。
ハーロック「自動操縦停止!アフターバーナー全開、左22度に操舵修正!」
自ら、操舵をきります。
メーテル「ここからは人力で運転するしかないわ。」
車掌さんは運転席に座り、急いで方向修正を試みます。
私も石炭室に行って、石炭をくべに行きます。
それにしても、この機械化帝国は今どうなっているのでしょう!
続・サイレンの魔女に続きます。