サオリンの冒険日誌

999の石炭室に現れた黒騎士ファウスト！
ファウスト「今度はどちらも引けぬ戦いだぞ。」
そう言って、私を誘い出した場所は999の車両の屋根です。
（ん？広いですか？）
機械化人たる黒騎士ファウストが乗っているがために、車両全体が傾いて
そのまま走り続けています。
メーテルが心配して様子を見に行こうとしますが
この場にすでに船から立ち会って見ているエメラルダスから警告を受けます。
エメラルダス「これは誰も手出しの出来ない男の戦い（女・・）
　　　　　　　サオリンの事を思うのなら手を出してはならない。」
いよいよ黒騎士ファウストとの最後の決着を着ける時が来ました！
ファウストの銃撃は、すさまじいものがあります。
今まで２回戦って来ましたが、このような弾道を描く連続発射の銃弾は
初めてです！彼は本気で私を殺しにかかってます！
私は車両と車両の間に足をとられたり、防戦一方です。
そのうち、黒いモヤがこの空間全体を取り囲み、視界の効かない状態に
なってしまいました。
真っ暗で何も見えない状態の中、黒騎士ファウストは余裕の声で話しながら
じりじりと私に近づいて来ます！
ファウスト「暗闇の中でも私はお前がよく見える。前の時もそうだった。
　　　　　　待っていろ・・。今、お前のそばに行ってやるよ。
　　　　　　我慢できるかな？くふふ」
その時！
プロメシュームの中枢での戦いの時に私が落としてしまったミャウダーの遺品となったオルゴールが鳴りだします！
そこだ！
音を頼りに私は前方めがけてありったけの銃弾を撃ち込みます！
見事に命中です！しかも、急所を外すことなく致命傷を負わせます！
ファウスト「ぐっ！」
そして、まだ息はあるようで最後の力を振り絞って立ち上がると・・・
ファウスト「強くなったな・・。サオリン。」
私「！！？？」（唖然とする私）
ここで、やっと何故メーテルが最初の戦いの時、身を犠牲にしてまで割って入ったのか全て、謎が解けました！
黒騎士ファウストは自らの負けを認め、そして今も鳴り響くサイレンの魔女の方向に体を光らせながら去って行きます。
彼は何回もそして最後は絶叫しながら、サイレンの魔女に飲み込まれていきました。
「さらばだ・・・・。」
「さらばだ・・・。息子よ（娘）。」

「さらばだぁぁ！我が息子よおぉぉ！」

ハーロックは黒騎士ファウストから預かっていたものがありました。
それは私とお母さんの２人が写った写真の入ったロケット・・・・。
ハーロックは静かにそれをサイレンの魔女の鳴り響く空間に、まるで
弔うかのように手放します・・・・。

時同じくしてプロメシュームの断末魔の叫び声もこだましました！
機械と化したプロメシュームもまたサイレンの魔女によって
とどめを刺されたようです！

機械化帝国と黒騎士ファウスト、そしてプロメシュームの終焉です。
こうして、999と私達は無事この空間から脱出する事が出来ました！

さて、この第５話クエの第〇部の後の副題ですが、これらは全て
この映画のサントラの曲名からつけてます。順番も同じです。
予告させて頂きますが、
第４部ー戦士の血
第５部ーSAYONARA
で、このストーリーを終わらせたいと思います。
あれ？クエクリアはまだか・・・。