オルエンの冒険日誌

ちょうど大阪府北部の電車に乗っていました。
座席には座れず、立っていました。
とある駅に着いて、扉が開いて人が乗り降りしている最中でした。
急に電車が動き始めました。
「またかよ(´･ω･` )」と思いました。
と申しますのは、時々あるんですよ。
運転士がブレーキかけ忘れているのか、乗り降り中の電車がツツーーっと動き出して、
慌てて運転士がブレーキを踏んで、グワッタン！と激しく揺れて、みんながキャーっと叫び、「失礼いたしました」のアナウンス。
というパターンが。

今回も最初はそれだと思いました。
が、
動き方が尋常じゃない。
前後左右上下に、何かのアトラクションか？と感じる程に揺れ動きました。
その直後に乗客達のスマホなどがアラームや「地震です」などけたたましく鳴り始めました。
「うおっと、マジもんかいな。今のは相当ヤバいで。」と思いました。

電車は当然扉を開けたまま、運転再開しません。
安全が確認できるまで何たらかんたら
のアナウンスが流れ、乗客はだーれも降りずそのまま乗っていました。
まあ10分か20分経てば動き出すかも？くらいの気持ちでしょう。
しかし30分経っても再開しません。
「ホームにいらっしゃるお客様は一旦改札の外へ出てください」
のアナウンス。
だーれも降りません。
車内の乗客も降りろとは言われていないし、
ここで私たちも一旦出てしまったら、次再開した時に寿司詰めになってて乗れなくなるかも？ そしたら大幅に遅刻してしまうじゃん。
って感じかな。

しかし私は、これは埒があかないな。と呟きつつ電車を降りて改札から外に出ました。
さてタクシー乗り場は・・・
まあ案の定100人以上の行列ができていて論外。
行き先に電話をかける。
回線パンクしていて繋がらず。
這ってでも行ったとして、他の誰もたどり着けていない可能性が高く、一旦さっさと帰る事にしました。
昼前くらいになんとか車で迎えに来てもらったのですが、
その時間になっても私が乗っていた電車はまだ停車したままでした。

チラッと覗いたら、まだ！乗客達は車内やホームに居座っていました！
本日は終日運転再開の見込み無し
というアナウンスが流れたにもかかわらず。
「何考えてんねん・・・」
と呆れました。
もしかしたら急に運転再開して行けるかもしれない。
などと夢見ているのでしょうか？
あるいは現実逃避？思考停止？
なんか、「シン・ゴジラ」の映画を思い出しましたよ・・・
尋常じゃない事が起きているのに、見て見ぬ振りして盲目的に「日課」をこなそうと出勤する日本人達。の図をね。
そんな所でいつまでも意地張ってても意味無いでしょうが。
我慢強い、取り乱さない、行儀が良い、みんなと合わせる・・・
それらもちろん長所ではあると思うんだけどさ、
もう少し柔軟に物を考えるようにしないとね～

と考えさせられる一日でした。