先の大討伐イベントで僕に課せられた任務、それはマッドフィンガーをただひたすらに倒すことだった(と勝手に思っている)。
お正月に行われた大討伐(通称「み狩り」)では、うみぼうずの討伐数がなかなか伸びずに苦戦した経験から、アクセサリーがないと見えないモンスターは早めに終わらせておくべきと思ったからだ。
あれからメダルを貯め、地中ゴーグルに交換していた僕は、大討伐イベントが始まるや否や、このときを待ってましたとばかりにマッドフィンガーを狩り始めた。
倒す、倒す、倒す。
カルデア山道を走り回り、地面からにょきっと生えているマッドフィンガーを、次々と狩り取る。マッドフィンガーの枯草のような色をずっと見ていると、まるで雑草を引っこ抜いているような気分になってきた。
そう、これは討伐ではない。道の手入れだ。
そんな風に思いながら、仲間たちと笑いながら作業に勤しんだ。
最初は自分以外に全然見かけなかった同業者も、気づけばどんどん増えてゆき、互いに励まし合いながら刈り取り作業に精を出した。
気がつけば1500体以上倒していた。
マドハンドも200体くらいは倒していた。
好きかと問われれば、好きではない。
しかし、いまモンスターについて語るとすれば、こいつ以外に語るモンスターは考え付かない。
記録にも、記憶にも残るモンスターであった。
次は何を狩ろうかな。次回の大討伐が楽しみである。