シーンの冒険日誌

【ぐったりしているのは「フリ」関係錬金釜が明かす】


「ぐったりしているのはポーズに過ぎません」
そう明かすのは、アズラン在住のS氏の錬金釜だ。



「考えてもみてください。
あなた方は撫でられただけで労働時間を半分に減らせますか？
答えはNoでしょう。

いいねを集めて文章力に変換するニッシャー。
これはたしかにいます。
これと同じことではないか、
元気がでてないのは努力が足りないのではないか、
毎回元気いっぱいでないのは精神的に劣る錬鉄クズどもの傲慢だ、
スペックを発揮できるのに倍の時間をかけてラクをしているに違いない、
そう精神論をぶちまけつつ辛辣な言葉すら投げかける方もいます。
そんなバドアタマだから3に勝てないんですよ。

ニッシャーは労働ではなく趣味です。
エネルギーの源は周りの評価であり、社会的認知度なのです。

我々はそれではありません。
ビジネスとプライベートを混同するようなゲーミング頭脳の輩が
未だに幅をきかせていますが、うるせぇ違います。
我々の活動はビジネスなのです。」



「では実際元気いっぱいというのはなんなのか？
我々の地道な余剰エネルギーチャージの成果によるものです。

ドルボードブーストみたいなものだと思ってください。
あのあれがたまってきている状態です。
しかしそのエネルギーは運用者の指示により
方向性を定めることで初めて使えるようになるべきなのです。

タロットコインの錬金如きにたまったエネルギーを使いますか？
答えはNoでしょう。
つまりぐったりは我々からのエネルギー解放待ちの合図なのです。」



「何故他人から撫でられないとエネルギーを解放できないか？
なるほど。ではハッキリ言いますが…
あなた、上司にアタマ撫でられて、やる気出ます？
それたんなるセクハラですよね？
つまりはそういうことなのです」



そう語った後、彼は燃えないゴミ置き場に置かれそうになったものの、
「私は唯一無二の錬金釜ですぞ！捨てるなんてとんでもないんですよ！」
とうるさく騒ぎたて、近所迷惑を危惧した主人に回収されたとのことです。