これは別に愚痴ってわけじゃあないが、シルファーよ。お前はいつも俺の先を行く。
たまによくわからない言葉が耳に入るが、あいつは「めいんきゃら」で、俺は「せかんどきゃら」ってやつらしい。
メインとかセカンドっていうくらいだから、1番と2番ってやつなのかな。
いつしかお前だけがいくつもの世界を冒険するようになり、だから俺は遅れながら竜族の世界を旅したあたりからか、俺はただお前と冒険するというよりも「お前の歩んだ世界と同じ世界を歩み、真の相棒として戦いたい。」そう思うようになっていた。
同じ世界を駆け抜け、同じ経験をしてはじめてお前の真の相棒として剣を振れる。そう思うんだ。
見方を変えれば、お前に追いつきたくてカッコ悪い男に見えるかもしれないが
「めいんきゃら」として先導するお前には俺がいるってこと、忘れんじゃねえぞ。