ずっと放置していたバトルルネッサンスを、今まったり進めています。
数ある懐かしいボスたちのなかに、一際記憶に残るボスの名前を発見。
その名はキャット・リベリオ。
私は発売日組で、ウェディでスタートしたので、彼とは最速のタイミングで戦うことになったわけだが。。。
とにかく強かった。
抜刀さみだれ斬りで、バンバン死ぬ。当時は世界樹の葉なんて超貴重品。今のエルフの飲み薬の10倍くらい貴重。
まほうの小ビンですら、満足に手に入らなかった時代だから、戦闘中の蘇生は僧侶のザオのみ。
さらに何を間違ったか、私は僧侶でスキルを槍に振っていたから天使の守りもない始末w
それでもなんとか倒した後、猫島の奥地で待っていると、他の大陸から来た盟友たちも、入っては数分で真っ赤になって戻ってくる。
まさかこの猫島のボスだけが、他の大陸と違ってとんでもなく強いとは、このとき誰も思わなかっただろう。
世界樹の葉での蘇生など無理、鉄の金庫がないので全滅=手持ちゴールド半減が確定、電車賃ですら貴重だった時代、その場にいる僧侶のザオは辻ザオと呼ばれ重宝された。そして、私はその辻ザオをするザオ職人として、しばらくここで活動することになる。
何人にザオをしただろうか。
ある人はチャットでお礼をきちんと言い、またある人は当時貴重な小ビンをくれたものだ。
倒されたら誰かが生き返らせてくれて、お礼があって、そこに縁があって、その瞬間には確かな仲間意識があった。
人対人というオンラインの楽しさが、ぎっちり詰まっていた瞬間だったと思う。
今、世界樹の葉は当時の上やくそう以下の価値となり、鉄の金庫のおかげで全滅のリスクも何もなくなった。ルーラ石も登録場所の数も増え、再戦も楽になった。
ボスの強さも弱くなり、工夫して、協力して倒す醍醐味が薄れた感は否めない。
エンドコンテンツはもちろん、ストーリーのボスも、緩和ばかりが吉ではないのではないかと、キャンバスの中で久しぶりに剣を交えたリベリオを見て考えていた。
討伐時間4秒。
最初に抜刀さみだれ斬りを食らってやられた秒数とほぼ同じ。
盟友は、確かに強くなった。その分、楽しさや喜びが薄くなった気がした。