今回の一連のアップデートを俯瞰してみると、1ユーザーとして一番喝采を送るのは如何に尽きる。
もっともポピュラーである金策である「デイリー討伐関連」の大幅な緩和。
①報酬額の大幅の底上げ。
②強ボスを討伐化させた事。
というわけで、今日は久しぶりに真面目な話をしようかと思う。
お代は「現在のアストルティア経済」。
最初に、現在全ユーザーの共通認識であると思われる「インフレーション」について見解を述べていきたい。
「インフレ」。MMOはどうコントロールしようが絶対にインフレ化する。
実態経済と照らし合わせて考えても仕方がないが、基本的に、緩やかなインフレは全く問題を及ぼさない。過去の日本そのものを鑑みても明らかだ。
DQXサービス開始当初の超デフレ状態で、電車賃すらキつかった当時から比べると、快適に過ごせるようになったと思う今日この頃であるが、それでも、それを実感できないと思う方々が大多数だと思う。
現在日本では、「アベノミクス」と銘打った大幅な財政出動とインフレ施策が功を奏しているが、実際それを実感しているのは、国政に携わる人、企業(雇う側)、投資家(金を元手に更に金を増やす人々)程度だろう。
元々所得が厳しいと、一部の内需は回復傾向にあるが消費税増、増えない給料、実際問題、若者ほどきつかろう。
上記で述べた①の良効果は、DQXでは現実とは違い、法人税の引き下げ、円安誘導、金融緩和によって勿論全社は有りえないが輸出関連企業側が儲けている…というのはさて置き、それを一般社員に還元しないという問題は物理的に発生せず、ダイレクトに所得が増えるため、店売り品や、職人の2~3流品なら問題なく入手出来るだろう。
また、②に関しては、討伐における事実上の日課討伐のデファクトスタンダード(40000G)が定められた。並ばずにさくっと39000Gまで稼げるようになった。
副次的には、大幅な日課負担の緩和もあげられる。
・長蛇の列を成してフォレスドンだの何だのを買う必要が無い。
・20分かかる(たとえまものの獲物呼びでも)ものが下手すりゃ2分かからず終わってしまう。
日課に追われて何も出来ずに終わってしまう大多数のユーザーにとっては嬉しいだろう(サポで倒せる人であれば)。
反論はあると思わせる。これ以上フィールドを過疎らせてどうする?と。しかし当方はそうは思わない。フィールド狩りなんてもうとっくに終わっている。
誰が悲しくて奪い合いを延々と続けなければならないのか。現状の討伐なんてストレスでしかないではないか。
やりたいこととやらなければならないことは違う。
今回はレベル上げはともかく、金策オンラインでもあるDQXにおいては
デイリー討伐は後者にあたる。苦痛でもこなさなければならない。
ハロウィンイベントは良かった。○党討伐対象の人に対してタダで配ったり、フィールドで応援したったり。
フィールド活性化案は全く別の施策によって解決すべき案件だろう。
さて、話は戻るが、現在のインフレ状態だと、装備等で上を見がちな人にとっては、更にきつく感じられるだろう。これはDQXの流通ゴールド全体を俯瞰しては駄目で、圧倒的な経済格差の観点から入らなければならない。
故に思う。今のアストルティアは、インフレはインフレでも、実体経済のスタグフレーション(インフレと同時に賃金が増えない)に近しい。
当然ながら金融資産の状況分布などの政府発表ならぬ運営からのデータなど公開されるはずは無いので、以下は想定でしかない。
富めるものはより富み、金策が無い大多数の方にとってはなおも苦しい日々を送っているだろう。
その原因は数あれど、当方が最大の要因と見なしているのは、今までの裕福層である金の消費所は「カジノ」であったが、一時期襲ったカジノコインを簡単に取得できてしまった、また、スゴロクとビンゴにより、ゴールドの使い道がカジノではなく、装備に向かってしまったため、金持ち手動の「神の見えざる手」が発動し、物価が上がってしまったのだろう。
資本主義は格差が発生してしまうのは当たり前だが、とはいえこれを解決しようとしても、現実と違い税金で解決できるわけがない。
DQXはあくまで娯楽である。カジノに変わるモノを実装して、「娯楽によって」ゴールド消費を促さなければならない。
現実社会でそれを可能とする術は・・・カジノだったりするwwwwwwwwww
超VIPフロアでも作るか、今後のスライムレース?とかで、「異次元緩和」ならぬ「異次元ゴールド消費フロア」でも作ったら如何かしら?w