ゆきりの冒険日誌

ラグナス…


私の事を『パートナー』って言ってくれてるけど…
本当は、私なんかが、馴れ馴れしくちゃいけないぐらい
すごい人になってしまったと思う

頭の中、どうなってるのかなって思うほど
何でも知っていて…

ストーリーのことも
クエストのことも
モンスターのことも
ダンジョンのことも
アイテムのことも
そのほか色々…

彼に訊くと、なんでもすぐに解決
ついていけば、安心

それで
本職は、バトマスだけど
僧侶もこなして
前衛でも後衛でもなんでもできちゃう

プレーヤースキルもすごく高い

それに
センスもいいから
ドレスアップして
何を装備してても、かっこいいし
ハウジングもステキ
牧場もね(謎)


ラグナス…


もし、もっと後から出会っていたら
『ラグ』
なんて、気安く呼び捨てにしないで
タメ口なんて、もってのほかで
おそれ敬って接していた人だと思う


そんな人が

「ゆきりが、強くなるのは、嬉しい」って
竜王の爪も
不死者の魔杖も
すごくいいものを買ってくれて

「まとめて買うからいいよ」って
いつも、討伐代も出してくれて

牧場にも一番招待してくれて
畑も、レア水とかもまいて、かかさず世話してくれて


ラグナス…


感謝しても感謝したりない…


そのラグのエスコートおかげで、順調にストーリーが進み
全部ではないけど、ヒスイの宝箱がとれるまでにきた

慎重にひとつひとつ中身を確認

すると、ラグがある宝箱の前で飛び跳ねている

ああ、ここに、お目当ての宝が入ってるって合図ね
(^-^)
中身まで、全部覚えててさすが!
と、感嘆の面もちで、その宝箱を開けようとすると…

「んーん
ただ、飛んでただけ(*^o^*)　」

……て……

「まぎわらしいわっ!!!
おとなしくしててっ!!!
(*｀Д´*)　」

それに!!!
私は、まずはスキルブックがほしかったのに
種、種ってーーー!!!
だまらっしゃいっ!!!
(*｀Д´*)　


……
(￣▽￣;）あ

……やってしまった

ごめ～ん、ラグーーー!!!

ホントにホントに、感謝してるからーーー!!!

こんなヤツのお守りは、大変だと思うけど…


頑張れ!ラグナス!!!