※夜になったり昼になったりしますが気のせいです、お気になさらず。
ヒカードは「うぉおお!!」と叫びながらグレン領東への門まで走っていった。
イザナ「まったく....元気なやつだなぁ....っ!」
イザナは急いで後を追いかけた。
そして門をくぐり討伐へ向かったのであった。
一応薬草も装備も揃えて来たから討伐には問題ないだろう。
荷物を確認しながら歩いて例の太古のぬしが現れる場所まで移動した。
ヒカード「これが二人の初めての依頼だよね!なんかわくわくしてくる♪」
この人には緊張感がないのだろうか。
イザナは少し不思議に思っていることがあった、基本は初依頼と言えばスライムやドラキーの討伐と言った初心者向けの依頼が多い....が、今自分達が受けている依頼は明らかに初心者向けの依頼ではないのだ。
ヒカード「ん?どうしたイザナ?そんな難しい顔して、まさか怖いのか~?」
おっと、顔に出ていたようだ。
イザナ「いや、なんでもない....あと怖くない!」
ヒカード「あはは!そうか~wおっ!出現場所まであと少しだぞ~」
イザナ「わっ、ちょっと待ってって!走るなぁああ!!」
ヒカードははしゃぐように太古のぬしの出現場所まで行った。
その時.....。
ドーン....ドーン....
と、地震の様に地面が揺れ始めた。
ヒカード「なっ、なにごと!?」
急いで出現場所までいくと、すぐに揺れの正体がわかった....。
太古のぬしの足音だ。
「「でかっ!?」」
遠くから見ただけでも自分の3倍のデカさだとわかる。
ヒカード「でっ....でかすぎる....」
イザナ「あぁ、想像以上だな」
少し冷や汗が流れ緊張感がはしる。
イザナ「でも、戦ってみなきゃ勝てるかなんてわからないだろ」
ヒカード「.....うん、そうだよね!頑張ろう!!」
と、深呼吸をして敵を見つめた。
すると太古のぬしがこちらに気づき近づいてきた、イザナとヒカードは急いで剣を抜き戦闘態勢にはいった。
目の前の巨大な的に圧倒されながらも、戦いが始まり剣を振りかざした。