スーパーハイテンションのバスコ・D・がまだ!!
実はここ数日、頑張っていたことがある。
転生モンスター「まかいしつじ」のレアドロップ、モノクルだ。
ここ数日、ちょっと早めに寝ては、早朝のきのこ山でアモデウスを狩っていた。
実はこの「まかいしつじ」には苦い思いでがある。
若かりし頃、偶然このモンスターに出くわしたオレは、善戦はしたものの
酒場で雇った青年の突然の裏切りにより(ようは魅了されたってことね)、全滅をしたのだ。
病院のベッドで目覚めたオレは、隣りで横たわっている青年、サポ(仮名)に何故裏切ったのかと問いただした。
サポ「自分でもわからないんですが、あの魔物と目があった途端、急に・・・」
・・・悪のカリスマってヤツか。
その日から、「まかいしつじ」を倒すことはオレの目標の一つとなっていた。
しかし、このモンスター、早々簡単に会えるようなヤツとは違う。
数百年生きたアモデウスが転生した姿、それが「まかいしつじ」なのだ。
おまけに、きのこ山には、オレと同様「まかいしつじ」と戦いたいと願っている冒険者が数知れない。
・・・悪のカリスマってヤツか。(←しつこい)
しかし、冒険の節目に差し迫った今日この頃、オレはついにヤツの討伐に打って出たという訳だ。
そんな訳で、早朝にきのこ山に赴いては、アモデウス相手に奮闘していたわけだが、
4日目の今日、ついに「まかいしつじ」に逢うことが出来た。
その顔、その姿!あの日の「まかいしつじ」である。
オレは運がいい、まだ他の冒険者にやられてなかったのである。
オレの傍らには、あの日の青年、サポ君の姿も。
・・戦闘は思ったより順調だった。
あの日、敗れたことが、オレたちを成長させてくれたのか。
もちろん、やつの魅了攻撃を研究し尽くしていたことも大きい。
魅了ガードのメガネの存在、そして万が一魅了された場合も、魅了を解く手段も用意していた。
サポ「ぐぉおおおお!!!なんだかとっても裏切りてぇ気分だぁああああ!!」
がま「なんでやねんw」←ツッコミ
サポ「はっ!」
こんな感じだ。
あっという間に瀕死に追い込んだオレ達であるが、このまますぐに倒す訳にもいかなかった。
それが、冒頭にも述べたレアドロップ、「モノクル」の存在だ。
このモノクルというアイテム、アストルティア中どこを探しても、ここでしか手に入らないという希少な品物。
なんと!!!店売りで1500Gもするのだ!!!(安っ)
という訳で、ここで絶対に盗んでやると心に決めていた。
すでに、盗むは成功していたものの、これで完ぺきではない。
最善を尽くす為にも、ここはどうしてもお宝ハンターをせずにはいられない!!
しかし・・待てども待てども必殺チャージが溜まらない。
10分以上、待ってみたが一向に溜まらない必殺チャージに業を煮やし、ついに最終手段に打って出る。
盟友による、レンジャー応援だ。
早朝7時ではあるが、盟友リストを確認すると数人いるようだ。
一人目に声をかけてみるが、石ないし遠い!と断られる。
くっそ~、まぁそうなんだけども!
二人目・・・事情を説明すると、「今から行く!!」と快諾してくれた!
快諾してくれた盟友の名は、「たつまる」さん。
一時、社畜ブラックスにも、お試し入隊してくれていた、ナイスガイだ!
たつまるさんが来るのを待ちながら、戦闘をしていると・・・・来ちゃった、必殺チャージw
ちょっと気まずいながらも、たつまるさんにお礼を言い、無事に「まかいしつじ」討伐成功!!
宝箱には・・・・なんと!!!!
モノクルが!!!
それも二個!!!
必殺チャージ待っててよかった・・・。
新しい称号、悪のカリスマハンターも手に入れました!!
・・・すみません、さらっと嘘つきました、本当は魔神家令ハンターですw
ちなみに、無茶なお願いを快諾してくれた盟友たつまるさんには、お礼の手紙と金貨3枚をプレゼント。
そういうところ、太っ腹だろ?オレ。
イケメソだろ?むしろ、イケメッソだろ?
ま、モノクルが手に入ってなかったら、もうちょっと質素なものになってたかもですがw