バスコ・D・がまだ。
ようやく魔法戦士のLvも64に達し、それなりに強くなってきた。
自分の理想の魔法戦士は、仲間の補助をしつつも、自ら敵の懐に赴き、
強力な一撃を加えることが出来る、オールラウンダーな魔法戦士だ。
その為に、剣スキルもMaxまで上げ、鍛えてきたのだが、
これまで一つネックとなっていることがあった。
盾スキルだ。
ずっと、杖を使っているならその必要は無いかもしれないが、
あくまで前衛もこなせる魔法戦士を目指している。
それならば、盾スキルは必須だろう。
これがMaxになっていない限り、最高の魔法戦士となることは出来ない。
オレは、悩みに悩んだ挙句、旅芸人で振った棍スキルを振りなおすことにした。
しかし、それは日輪棍との別れを意味する。
日輪棍・・・オレにとってはこれほどまでに思い入れの深い武器は無いだろう。
それは、おれがまだ鼻タレだった頃までさかのぼる。
つづく・・。