バスコ・D・がまだ。
突然だが、この少女だれかに面影が似てないだろうか?
数週間前、ドワチャッカ大陸の大都市「ドルワーム」にオレはいた。
一緒に旅をしていた、リーダーのジェラードが突然声を上げた。
オレはその声に驚いて振り返ると・・・そこには、前述の彼女がいた。
彼女の名前は・・「がま」
どことなく、オレ似ている・・気がする。
いや、初対面にも関わらず、まるで兄弟のような親近感を感じるのだ。
まさか・・・と思いつつ、色々と話を聞いてみる。
彼女はこう言い放った。
「私・・・サブなんですよ」
!?
やはり・・・そういうことなのか!
彼女は自分がクローンであることを自覚していた。
と、同時にオレは自分を恥じた。
つい最近まで、クローンの存在を知らなかったとはいえ、
このバスコ・D・がまもクローンであること・・それはとても受け入れがたいことだった。
しかし・・しかし!この少女はそれを素直に受け入れ、
今は道具職人として健気に生活している。
オレも受け入れなくちゃいけないのかもしれないな・・・。
G油製造工場とは一体どういうものなのか?
どうやってそこから抜け出したのか?
色々、聞きたいことはあったのだが、辛い生い立ちを話すのは酷だろう・・。
オレはそのことには触れず、一般的な会話だけに留めておいた。
それにしても、クローンは男のみかと思っていたのだが、まさか女性がいるとは。
オリジナルも、女性という可能性があるということか?
彼女を通して、これから謎が明らかにされてくればいいのだが。
ちなみにチャットログは、がまだらけになっていて、訳わからん状態になってましたw