B-2. "奈落"に放置される竜族
この仮説だとすれば、
ナドラガはアストルティアを救うために(合意かそうでないかは分からないけれど)、犠牲となった存在ということになります。
もっと英雄扱いで語り草になってもいいような気がするのです。
封印したものが、なにか世界を根底から破壊できるような強大な力を持っていて、
悪用しようとする者が現れないように、竜族ごと歴史から消したというようなことも考えられますが…
ナドラガンドと竜族について
エジャルナの教会にこんな本があります。
"我々の生きる このナドラガンドいう世界は
5つの領界に分かたれ それぞれの住人は
過酷な環境で暮らすことを強いられている。
これは 悪しきものがもたらす 災いなのか
それとも 空の民としての試練なのか…
誰もわからない。 "
-『竜族の生きる世界』
この本の「空の民としての試練」という言葉は、
ナドラガを創造主として誕生した竜族だけに課せられたこの地での生活、をそのまま意味しそうです。
ナドラガの行いの報いとして、
その子らである竜族が、この地に追いやられたと言い換えることもできるでしょう。
(めちゃくちゃ気にくわないけど)
この仮説を採用すると、その「行い」とは
「女神ですらこれは手を直接くださないとヤバいと判断したようなものを、
自らの身を犠牲にして封印した」ということになります。
その代償として、現状の竜族の扱いはあんまりだと思う。
リタやセーリアは、自ら犠牲になることで結果的には大陸を救ったのだけど、
やっぱりその動機の大部分は、
大切な弟を守りたいという思いがあったり、偉大な父の苦悩に対して自分ができることをしたいって思ったからそうしたのでしょう。
ナドラガにとってそういう存在って何かなと考えると、
やはり自らが創造せし竜族なのではないでしょうか。
もし自分が世界のために封印されたことによる代償で、
そのかけがえのないはずの竜族が、さらにこんな目にあっているんだとしたら
こんなに理不尽な話ってあるでしょうか。
アグニースを倒すと円盤がでてきたことを考えても、
ガズバランは、炎の領界の住民をあそこに押し込めていたことは事実だと思うのです。
竜族だけでもアストルティアに連れてこればよかった。
アストルティア側の隠里には、過疎で苦しむ同胞だっているのに。それもできない事情があったのだろうか。
想像ばっかりで全然考察できてないけれど、
先日書いた通り、この設問自体、これからのストーリーで明らかになる部分のはずなので
私には手持ちの材料から想像することしかできないのをご了承ください!