あるところにお爺さんがおりました。
そのおじいさんは毎日人をいかにうまく仕留めるか!と、
コロシアムで修行に励んでおりました。
するとそこに荒太という小さな獣があらわれました。
くそがあああああああああああああ!
と連呼する口の悪い獣でした。
とてもかわいい顔をしているので、
お爺さんはその獣に家で暮らすようにすすめます。
するとどうでしょう。
その獣荒太は自分の意志を変えることなく、
いつのまにかお爺さんをダークフォースに引き込んでしまいました。
すっかりお爺さんは目つきも悪く、
肌の色も緑に変色してしまいました。
バイクを乗り回し、
一匹の獣をとらえ、
その獣に豆を作らせるという過酷な仕事をおしつけ、
自分は遊び呆けます。
どこからか声が聞こえます。
へっへっへ。。。
修行したいとお爺さんの元を訪ねてきた青年でした。
しかし、もう清らかな心をもったお爺さんはおりません。
そうとは知らず、その青年もダークフォースに引き込まれます。
お爺さんと荒太の悪行はどんどんひどくなっていきます。
みやびな場所から来たおしゃれ番長まで捕らえてしまいます。
このみやびなおしゃれ番長を使って、
都の王様をとらえるのだ!
そこに人材派遣会社からやってきた一匹のアフロ魚があらわれます。
この爆弾を使えば都など一瞬で消し飛ぶわ。
お爺さんと荒太は早速このアフロ魚を雇います。
お金は獣に豆を売って稼がせることにしました。
お爺さんは都を破壊し、へたれ王様をとらえました。
へたれ王様の懐に一本のライトセイバーがあるではないか!
荒太は手に取り、試し切りします。
わたしを切るのはおやめください!
そう泣き叫ぶ女は、
都で多くの男をたぶらかす御肉という芸子でした。
芸子には目がない荒太はこの御肉を家で囲うことにしました。
するとどうでしょう。
わんさか男がやってくるじゃありませんか。
キテレツ大百科のべんぞうさんが受験に疲れてやってきます。
女遊びが過ぎてゴルフができないタイガーウッズまでやってきます。
さらにはお茶の間でおなじみのごはんですよのおじさんまで。
下ネタ学会に所属する獣が一匹。
おなじく学術仲間のべんぞうさんから噂を聞きやってきました。
ダークフォースに足りない要素を一つ荒太に教えます。
伏せ字という新たなフォースを知った荒太は、
片っ端から伏せ字を使い、大流行の兆しをみせます。
これに気を良くしたのはいうまでもなく、
みだらな御肉でした。
そこに一匹の獣があらわれます。
そばには御肉の旧友のイケ魚もいます。
彼らは荒太が大嫌いなかびだんごを手にもっていました。
かびだんごを家になげつけます。
とうとう家がかびだんごで埋め尽くされてしまいました。
するとどうでしょう。
お爺さんをはじめ、
ダークフォースに染まった多くの人たちが我に帰りました。
彼らは口々に言います。
荒太はどこだ荒太はどこだ!
荒太はいなくなってしまいました。
時が経ち、
御肉が身ごもり、おじいさんたちは皆大喜びです。
生まれてくる子供は大事に育てよう!
皆でそう話します。
さらに一年後、
その村から人の声を聞くことはありませんでした。