ぼくは、かくに。
ごしゅじんさまは、てぃそなねーさん
アストルティアって広い
大きな滝、海、火山、砂漠。
ごしゅじんさまは、いろんなものをみせてくれる。
あるどうくつで、まじかるはっとがたくさん出るところについた。
遂にこのときがきた。
パーティーの時に、仲間モンスターが言ってた。
同族殺しは、少しツラいって。でも、それは最初だけ。
だって、同族はモンスター、人間やドワーフをおそう。
同族を見逃してごしゅじんさまのともだちや、たいせつな人をおそう方がぼくにはツラい。
でも、ごしゅじんさまは、まじかるはっとを切らなかった。
間違って不意討ちしても、気付くのを待ってからみのがしてた。
不意討ちをくらっても、ぼくをかばうだけで反撃しなかった。
ぼくを見て、ホッとしたかおしてにげだすだけ。
ぼくは、うれしかった。ぼくを大事だと思ってくれる、このごしゅじんさまが大好きだ。
でも、ちょっと嫌いだ。
何もさせてくれない、このひとがちょぴりきらいだ。
ぼくは、かくに。
ごしゅじんさまは、まだ人間。
ぼくはまだ、戦っていない。