目覚めし冒険者の広場-ドラゴンクエストXプレイヤー専用サイト

調理を継ぐ者

ティソナ

[ティソナ]

キャラID
: ZV419-388
種 族
: ドワーフ
性 別
: 女
職 業
: バトルマスター
レベル
: 106

ライブカメラ画像

2D動画 静止画

写真コンテスト

{{ photoImg }}
さつえい日  :  {{ photoDate }}
さつえい場所  :  {{ photoZone }} ({{ photoWorld }})
{{ photoImg }}
{{ photoImg }}
{{ entryTitle }}
{{ mangaImg1 }}
{{ mangaText1 }} 
{{ mangaImg2 }}
{{mangaText2 }} 
{{ mangaImg3 }}
{{ mangaText3 }} 
{{ mangaImg4 }}
{{ mangaText4 }} 

ティソナの冒険日誌

2014-12-15 10:39:36.0 テーマ:その他

とある神殿の一幕

夕暮れ時、大したことをしてくれない神に懺悔や祈りを捧げる(酔狂な)信者達の列がなくなると、いつもの日課をこなす。
(カキン、シュボ)
ふぅ~
形見のジッポを窓のヘリにおく。
これは、意外と火をつけるのが難しく、一発で着けることのできることは俺の密かな自慢だ。
さしこんでくる夕焼けを眺めながら、教会の屋根裏で専売商品のチェックをする。これも俺の大事な仕事だ。
その時には、悩ましいことをを忘れることにしている。
商品は悪くない。燻らせる味も悪くない。だが・・・


チッ!
舌打ちを禁じ得ず、部屋の中央に向き直る。背中に心地よい暖かな光を感じながら、くそったれな視線をソコに向ける。
普通のルーラとは違う、空間転移。
どちらかと言えば、魔族やモンスターが良く使う冒険者には使えない魔法。
王族直属の特殊部隊が奇襲に良く使う、音も光もほとんどでないヤツだ。
その転移している点が生まれる。
ソコから聞こえるのは、
「神父様が、夕焼けを愛でながら燻らせるご趣味があるとは意外ですが、様になっているのはさすがです。」

聞き覚えのあるハリのある女性の声だ
最近の執事は、そんな邪法も使うのかい?
「執事のたしなみですわ。警戒しないでくださいませ」
微笑みかけるそれは、見る者に慈愛を与えるものだ。
シスターの正装でもさせれば、さぞや多くの儲を獲得できるだろう。

で、ご用件は?
シスターへの転職希望なら歓迎するぜ?
「いえいえ、我が主の言い付けを守っているだけですわ」
言いつけだと?あの毛玉か
「ええ、お宅のお嬢様を見張れとのことですので」
たぶん、見守れじゃねーかなそれは。
「娘さんってところは否定しないんですのね」
てめえ・・・

それに、最近レンダーシアに行くようになって、仲間と歩いてるらしいからな
ここ数日はみてねーぞ?
「あ、その事でしたら契約が切れて居るらしいですわ。」
でも、かくにつったか、あれも連れて歩いてたろ?
ザオリク使えるから、やっぱり来ねーんじゃねーかな

「ええ、ですが。本日受けられた日替わりはイエローバングル。お嬢様がお一人で対処できる相手ではございませんわ」
それなら教えてやりゃぁ良いじゃねぇか。
「私は執事でございます。冒険者の皆様方に直接お手伝いすることも、御助言する事も許されておりません。その意味では、あなた様と同じ立場ですわ。」
チッ!
再びの舌打ちを堪えることができず、ついでにもう一本試すことにする。

「失礼します」
女性執事がめざとく窓に置いてあったジッポを手に取り、石に手をかける
待て、という言葉より早く
(カキン、ボシュ)
「執事のたしなみですわ。」
おそらく、驚いた間抜け面をさらしていたのだろうが
察して笑顔を絶やさ無い。
一息燻らせると、慈愛の笑顔で言葉を紡ぐ。
「お嬢様が来られたようですよ。」
差し向けられた携帯灰皿に未練なくつっこむと、俺は外に駆け出した。

阿呆が、まだ己の実力もわからねぇのか!
「えーん、
今日の売り上げ持ったままなんだよー
具体的には6024ゴールド」
ふん、ペットを殺されて戻りって来るようなヤツには良い勉強代だ!
「えーん、かくにもよみがえらせてよー」
220ゴールドな
「え!まだお金とるの!?鬼、悪魔、守銭奴!」
神への悪口はその辺にしとけ。

まったく、死んで戻って来るたびに悔しそうな顔を晒しやがって・・・
知らねーとでもおもってんのか。
部屋の隅に顔を向けると、あの執事がぺこりと頭を下げて帰って行く。
おいおい、建物の中だぞここ。 
ヤツのルーラは、天井に頭をぶつけることなく、姿を消した。
まったく・・・

「ねぇ、早くかくにをおねがいー!」 
あー、わかったから落ち着け。
もう、死んで戻ってくんじゃねーぞ。
その言葉を飲み込む。



コイツが、行ったらもう一本やるかね。
窓辺に置いてあるジッポが、夕焼けの最後の光を反射させる。
いいね! 7 件

ログインしていないため、コメントを書くことはできません。


戻る

ページトップへもどる