ぼくは、かくに。
ごしゅじんさまは、・・・s
ついに、ごしゅじんさまがぼくを指定したパーティーを開くことになった。
どうしよう、説明が頭に入らない・・・
「日頃、あなたを呼んでくれる人から、順に呼んで行くわ。」
目を横にそらす。
「失礼の無いようにねって、あなたは大丈夫よね。これと違って」
「御舘様、ちとひどくはござらんか?」
くぁっかっかと竹を鳴らすように笑う
「そして、一回目のパーティーが終わったら、初陣よ」
ハイハイ、お留守ば・・・
え!?ぼくは、出られるの?連れてってくれるの?
「くす。やっとこっちを見てくれた(笑)」
「御舘様、言った通りであろう?この畜生めが、生意気にも落ち込んでおるのは、母に置いてきぼりを食らったわらべと同じだと」
なんか酷くない!?
「そうね(笑)
でも、切羽詰まった状況でもあるの。レンダーシアへ向かうわ」
「ふむ、察するに、狙いはスキル上限解放か」
何でそんなこと知ってるんだよ。
「それだけでも無いけどね。なので、転生を済ませて、そこそこのレベルがあるのはあなただけ。だから、回復中心にスキルをとってもらうわ」
うん!頑張る。
それじゃ、まずはパーティーだね!
ぼくは、かくに。
ごしゅじんさまは、ドワーフの女の子。
sって何の略?
ティ「誰に聞いたの?そんな言葉」