ぼくは、かくに。
ごしゅじんさまは、ティソナ様
ぼくは、ひょっとしたらイケナイ事に気付いちゃったかも知れない。
「肉うめぇ!」
「美味しいですわ」
「これ好きだなぁ」
「これは・・・パイナップルと一緒に漬け込むことで柔らかさを云々」
「ウマイウマイ」
大騒ぎしながら、みんなで食べてる。
スライム・・・まぁ、分かる。もう少し落ち着こうな。
キメラも、分かる。お嬢様だったんだ。
バトルレックス、意外と紳士なんだね。むしろ君は生で食べるんじゃ無いの?
モーモン・・・なに、そのグルメ、ちょっと怖いんだけど。
そして、今日気づいたイケナイ事。
キラーマシン・・・
どこで食べてるの?むしろ食べるの?
お皿の上に乗っけたお肉は、瞬間的に消えて行く。
謎だ。
そうだ、こっそりボミエをかけて、僕にはピオラっと
じー
「なにをしとるか、客人に失礼であろう?」
うわ!たけみつのどあっぷ!
「何の余興かはしらぬが、戦闘系呪文をかけるは戦いの時のみ」
あう、ごめんなさい。
「ガガガ、オヤメクダサい。ここは、タノシイぱーてぃー。ブレイコウデス」
「・・・うむ、客人に言われては引き下がるしかあるまい。かくによ。御舘様がお呼びだ。客人には詫びてから行くが良い。」
「かくにー!行くよー!準備出来てる?」
あ、ごしゅじんさまだ。もういかないと。
うん、ごめんなさい、キラーマシンのサンドラさん。
(がしゃん、装甲が開く音)
「気にしちゃダメよ。美味しかったわ」
(カシャッ、装甲が閉じる音)
え!?
「早くゆけ!主を待たせるヤツがあるか」
う、うん
ぼくは、かくに。
ごしゅじんさまは、ドワーフの女の子。
さ!いよいよ初陣だ!