完全に視界を隠した偵察ユニットに。接近を気づかせずに手紙を張り付ける!?
何者だ。ルーシーとは。
手紙からはこちらの事情を正確につかんでいるわけではない、ということか。
「エルシド。みてみて~新しい服~」
報告書を見る限り、この世界の冒険者という連中が飛び抜けて存在を示している。
あの娘(ティソナ)も、その一人というわけか。
「うふふ、バレンタインのイベントでもらったの見るなら今のうちよ」
しかし、この世界の歴史書から見る限り、冒険者のような協力な存在がこれほど溢れた時代は殆どない。
今、この時代に何かあるということか。
「エルシド?」
「エルシド聞いてるの!?」
うぉ!これは失礼しました。
「もー、ちゃんと見てよ」
申し訳ありません。
わたしとしたことが・・・
腕が落ちたか?違うな。むしろ、わたしの力は制限されているということか・・・
「あのね、今日ね・・・」
某所
「ぱいな、ありがとう」
「かましまへん、このていどあさめしまえやし」
「機先は制して、釘はさせた。か」
「なにものやろか?」
「さぁ?あの忌々しい神父の言うことがどこまで信用できるかってのもあるしね。今はこれで様子を見ましょう」
「さよか」
ルーラストーンの音が2つ。