注意)前に書いたサブキャラ登場
創作系が苦手な人は読み飛ばし推奨
写真は撮直し
えーっと。
ねみは、ジパングの小さな村で、おさふねおねーちゃんと二人でくらしてました。
その頃は人間だったんだけど・・・
でも、みんなジパングなんて国は聞いたことが無いって。
ソナちゃんからきいたんだけど、ネルっていうこわいお兄さんを倒したら戻れるって。
手下「ラズバーンさま、我々はガン無視らしいですね。人間に戻るだけならむしろ我々だと・・・」
らず「まぁ、中ボスだしな」
手下「言ってて悲しくないですか?」
ラズ「最近じゃ、主上(ネルゲルのこと)だって中ボスみたいなものだしな。」
手下「なら、我らは小ボスですか?」
だれ今の!?
「よぉ、お嬢ちゃん。どうした?」
へ?ねみは、ねみだよ。あ、そっか、かねみつって言うの。
「かねみつ・・・、兼光か。良い名前だな」
えへへ、ありがと。おじいちゃんが付けてくれたの。
「ほう。かねみつちゃんは、こんな所でどうしたんだ?」
えーと。ねみって呼んで欲しいな。そっちの方が慣れてるから
「おーけぃ。ねみ。では、改めて質問だ。ここで何をしてるんだ?」
うん。ティソナってドワーフの女の子が連れて来てくれたの。この服もソナちゃんにもらったのー。
「ティか。まったく、どういうつもりだ。ここは冒険者が住む住宅街だ。」
へー、そーなんだ。
「だが、この番地の土地は全てティソナってやつの持ち物だな。名前はそれぞれ違うが、全員関係者だ」
すごいんだねー。広いよここ。アグラニくらいありそうだよ?
「鉱山の街か、まぁ、あそこよりは狭いがな。まぁ、住宅街としては広い方だ。ともかく、ティが連れてきたんなら話は早い。お前さんはお客様だ。歓迎するぜ?」
おー、おじゃまします。
「名乗りが遅れたな。俺の名は、”ぎめい”この家の執事をやっている。」
ぎめい?不思議な名前だね
「”偽名”にしとけって言ったら、ほんとにしやがった。まったく・・・。とりあえず、茶菓子くらいは出してやる」
やったー
「お前どっから来たんだ?」
ねみは、ジパングって国に住んでたの
「ジパング・・・、どこかで聞いたな?」
そうなの?誰に聞いても知らないっていうんだもん
「いや、割と最近聞いた気がするな。んで、家には帰らねえのか?」
・・・おうち、燃えちゃった。村も・・・
「そうか、悪いこと聞いちまったな。今、茶を立ててやるから少しまて。」
あ、抹茶だ。
「ほぉ。よく知ってるな。」
うん。おばーちゃんに、お茶にお花は習ってたから。ここで飲めるなんて。
「最近、ここの住人に習ったんだ。」
↑おさふね
へー!なんて人。
「おさふねってウェディだ。」
おさふね!おねーちゃんの名前だよ!
「ほぉ。そういえば、ジパングって名前は、おさふねから聞いた気がするな」
おねーちゃん、どこに居るの!
「あわてんなよ。今は、たしか武器職人の修行中だ。なんつってたかな。カタナを打つんだと」
おねーちゃん、刀匠始めたんだ。
「トウショウ?ああ、刀鍛冶ってところか。家はこのエリアにある、ほれ、そこだ」
ありがとう!ギメイのおっちゃん!
「おっちゃ・・・、まぁ、そんな歳か。転ぶなよ?」 カキン、シュボ。
元気な緑色の姿が見えなくなった時点で、紙で巻いたコイツに火をつけた。
ふー。何のめぐりあわせかね。姉妹がここで揃ったとは、ね。
「それも、二人ともティソナ様の目の前に現れました」
気配消してルーラしてくるな。なんだ、前とは姿が違うな
可憐にして不思議な雰囲気を持つ少女に向かって、あからさまな殺気をぶち当てる。
傾国の美少女は、それを涼やかに受け流す。 「ええ、ご主人様から美容院を使う許可を頂きましたので」
ニコヤカにかえしているが、哀れなご主人様だな。その毛玉。
『今度は何を企んでいる(ですか?)』二人の声がハモる。
この油断ならない美少女が、珍しく少しばかり狼狽している。まぁ、俺もだが。
「・・・どうやら、首謀者はお互いでは無いようですね。【今回は】」
そのようだな。【今回は】な。
「分りました。それでは、少し調べてみます。」
こっちでもそうしてやるから、情報があればよこせ。
無言のまま去っていく。めったに無い同盟が組まれた瞬間だった。
留守だったよ~
「そうか。いずれ帰ってくるだろ。手紙でも書いて送ってやれ。そこに郵便局があるだろ。」
うん!ありがとう!
さて、ちょっと”お仕事”しますかね。