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調理を継ぐ者

ティソナ

[ティソナ]

キャラID
: ZV419-388
種 族
: ドワーフ
性 別
: 女
職 業
: バトルマスター
レベル
: 106

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写真コンテスト

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ティソナの冒険日誌

2017-11-23 08:02:20.0 2017-11-23 08:13:07.0テーマ:その他

再掲&修正版)とある元神父なコンシェルジュ  サブキャラ ねみちゃん(かねみつ)登場 後編

昔日誌再掲とちょっと修正
創作系注意 「今からねみちゃんとラッカランにいくの!」
最近、俺の周囲をうろつく緑色が増えた。頭痛の種だ。
同じ緑色だと区別がつかないので、赤い方と青い方と呼んでいる。
ま、仲が良いのは結構な事だ。
だが、相変わらず青い方は目の奥に光が無い。 2人を見送った後、ベンチの裏に隠しておいた箱から一本取り出す。
最近、空いてた畑を使って収穫物だ。
さらに内ポケットから銀色を取り出し、手に持った銀色を軽く手首のスナップを効かせて振りぬく。
(カキン、シュボ)
乾いた金属音とともに火花が散り、小気味よく火が灯る音がする。
コイツは、ちょっと癖のあって火をつけるのが難しい。
この形見のジッポを一発で付けることが出来るのは、俺の密かな自慢だ。
口にくわえた収穫品に火を移して、胸いっぱいに煙を吸い込む。
一口目は旨いが、二口目からはクソッタレな味しかしない。

吸い終わったタイミングで、薙いでいた夜空から不意の風が頬を打った。
新しくもう一本取りだした。火をつけるか
そう思ったが気が変わった。
視線は星を眺めたまま新しい収穫品を右手の指に挟み、誰も座って居ないはずのベンチの反対側に向けてまっすぐに突き出す。 「失礼いたします」
(カキン、シュボ)
抵抗する間も無く乾いた金属音とともに火花が散り、小気味よく火が灯る音がする。
「どうぞ」
いつの間にか現れた美少女が、俺のジッポに火をともし収穫品に火をつけていた。
整った顔立ちにメイド服から垣間見える白磁の素肌、シスターの服装で誑し込めばかなりの儲を確保できるだろう。
ごくごく正常な思考でそう考え、右手を口元に寄せる。
美少女は携帯灰皿を自分のポケットから取り出し、差し出してくる。それを動作だけで断る。

あの青い犬っころについて、わかったことがあるのか?
「はい。かねみつ様、おさふね様がおられた”ジパング”というのは、精霊ルビス様のおられた世界にあった国の事ですね」
調べた資料にあった通りだ。まさか実在していたとはな。

「当時のジパングは、女王ヒミコにすり替わっていた魔物によって圧政がしかれていたとか。それを倒したのが」
ロトの勇者
「はい。その通りです。勇者はその後、魔王バラモスを倒し、さらにその奥に居る大魔王を倒したとか」
ざっくりし過ぎだがな。
「ルビス様がその世界を離れて以降、情報が途絶えております。」
俺も似たようなものだ。

「しかし、解せません」
なにがだ?
「魔物は討ち果たされ、圧政から人々は解放されたのですよね?ならなぜ、かねみつ様たちは・・・正直口に出すには憚られるほどの悲劇に巻き込まれることになったのでしょう?」
”お前たち”には分らん、か。
「は?」
珍しく眉にしわを寄せる。こういうのが似合うのが美人の特権だろう。悪くない。

人間が争う原因が魔物だけなんてのは、ただの思い上がりだ。軽い優越感が溜飲を下げる。
アリアハンから来たという勇者は、魔物を退治した。その結果、圧政から人々は救われた。だが、それだけだったって事さ。
「それだけ?」本当に分らないらしい。

圧政を強いていた独裁者を失った”ジパング”は、地方豪族が覇権を争う戦国時代へと突入する。
戦乱は長きに渡り、多くの村が焼かれ犠牲となった。一文字派や長船派等の刀鍛冶で知られる備前地方も例外では無かった。
魔物から人々を助ける勇者は人々が相争う戦乱に救いの手を伸ばすことは無く、ガイアの大穴”からアレフガルド”へと姿を消した。
最後まで、青色とその姉の前に勇者は現れなかった。
ま、こんな所だろ。
「何故、人同士で争うのですか?」悲しみを湛えた表情を浮かべる。青色とその姉の受けた仕打ちを思い出したのだろうか。

知らね。神様にでも聞いてみてくれ。「そのうち、そうします」
青色の姉から聞いた『話』を思い出しちまった。
手持ちぶたさに半分以上灰になった収穫品を口に運び胸いっぱいに吸上げる。
さっきまであったハズの少しばかりの優越感は、クソッタレな味で満たされる。

遠くからこちらに近づく、ルーラの気配がする。二つ。赤色と青色か。長く話し込みすぎたな。
「ここまで、ですね。コンシェルジュの仕事に戻りましょう。ですが、姉妹、お二人とも゛ご自身に起きた地獄を明確に覚えておいでのようです゛ですから・・・」
捨て台詞を残し、左手を優雅に振ると黒い球体が生み出された。
そのまま身を投じると気配が消えた。

月が沈めば陽が灯る。
「ただいま!」「ただいま戻りました」
二つの声が重なる。
「ねみちゃんね。スライムレースでね!」「ひゃぁぁ、その話は止めてください~」
陽灯れば影が射す

俺は、何時もの表情で仕事に戻る。
ヤツの捨て台詞を心で反芻する
二人の前で胸ポケットをまさぐるのを我慢するのに少し苦労した
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