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調理を継ぐ者

ティソナ

[ティソナ]

キャラID
: ZV419-388
種 族
: ドワーフ
性 別
: 女
職 業
: バトルマスター
レベル
: 106

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写真コンテスト

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ティソナの冒険日誌

2018-04-01 17:16:23.0 2018-04-01 20:11:25.0テーマ:ハウジング

とある元神父なコンシェルジュシリーズ 「ソレはただの花を植えた植木鉢」

注意 クエスト482 ニコニコな大冒険のクエストのネタバレ含みます


春先にも関わらず急激に冷え込みランガーオのごとく大雪を降らせたかと思えば、一週間も空けずに今度は初夏の陽気を見せ始めた。
季節の変わり目とはいえ、この激しさはルビスとゾーマの痴話喧嘩かと思わせる。

冒険に行きっぱなしの屋敷の主人はしばらく帰ってきていない。
空いてる畑で教会の専売品を育てるのも、コンシェルジュとしては畑の質を下げないための義務でやっている。
その収穫を終えて、ひと巻き燻らせようかと思った所で空間を震わせる魔力振動を感じた。

この波長は、主のティだ。
俺は巻き上げた一本を丁寧に胸ポケットにしまいこみ、定位置に戻っていつもの挨拶をと待ち構える


「ひゅーん、しゅた!」
ルーラの効果音は口で喋るのかね
「最新型なの」
声は変わらないが、目をこちらに見せずに俺の足元に何やら置く
何だこれ
「鉢植え。お花を生けてあるよ」
それはわかる
「水やりとお世話お願いね」
そりゃ構わねえが・・・ここで俺は続きの言葉を口にするのを止めた
ただでさえガーネットのような赤い瞳が、赤く晴れ上がっているのを見かけたからだ。 「ねぇ、何かしゃべってよ・・・」
普段聞いてる口調とは明らかに違う
弱々しい俺にでは無い誰かに聞かせる声は、霞のごとく消え去った。

一通りの家で用事を済ませると、今度は何時もの笑顔と瞳を向けて飛び立って行った

「びゅーびゅぅ~♪」

主が遠くに離れるのを確認したのち、胸ポケットからさっきの一本を取り出す


カキン!シュボ。
慣れた手つきでジッポに火をつける。コイツに一発で火をつけることが出来るのは、俺の小さな自慢だ
だが、今は自慢する気になれない
代わりに足下の珍客に話しかける

なぁ、お前さん。
しゃべらんのか?
答える声も無く、吹いた風にその姿が揺れた。
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