ティソナの冒険日誌

注意！創作ネタです。創作系嫌いな人は読み飛ばし推奨。

数年前の某所
ぎめい（以下、ぎ：上の写真右）「ドルボード屋ねぇ。まぁ、ここでいいか」

橘様（：上の写真左）「いらっしゃい。なに用です？」

ぎ「ドルボが欲しいんだ。ちょっと急ぎでね。今からすぐに乗り出せるのある？」

橘様「御契約ありがとうございます。それでは鍵を」
ぎ「いや、種類は選ばせろよ」

橘様「ち」

ぎ「いま、舌打ちしなかった？あれだよ。旅の途中で急ぐんだ良いのない？できればツレがいるんで二人以上乗れるヤツ」

橘様「新婚旅行ですか？」
ぎ「残念だが娘と二人で移動だ」

橘様「おまわりさーん」
ぎ「違うわ！？親子だっつてんだろ」

橘様「それなら・・・こちらなんていかがでしょう？」
ぎ「いきなりファラオかよ」

橘様「こちら、トランクルームに５人まで搭載可能となっております」
ぎ「なんでトランクで５人って単位なんだよ！？」

橘様「今のお客様のニーズに」
ぎ「あってねーよ。商売繁盛な誘拐犯扱いするな。チゲーよ！それにこれじゃ周り見えないだろ。風景も楽しみたいんだよ」

橘様「それは失礼しました。それでは、高所からの風景も楽しめるこちらはいかがでしょうか？」 ぎ「高すぎだろ。そもそも船じゃねーか！？」

橘様「これ乗ってくとモテますよ～。初期型ドルボだと幻滅するあの娘もこれなら釘付け」
ぎ「どう見ても出オチの噛ませ犬だろ？」

橘様「しかも！ロボットに変形します」
ぎ「何のために！？」

橘様「正確にはロボットの右手にくっつきます」
ぎ「マク〇スかよ！？」

橘様「素敵なあの子に右腕でアタックです！」
ぎ「ダイダ〇スアタックなんぞ、読者ほぼわからねーだろ！？だから、二人乗りのドルボだよ。いいかげんにしろ。親子旅が出来る！風景が楽しめる！俺の魂を揺さぶるような！」

橘様「ぷっ。ちょっとなに言ってんのかわかんないです」
ぎ「店長呼ぶぞ！」

橘様「それでは、こちらでは？」

ぎ「おお、いいな。これ」

橘様「こちら、オプションが充実してまして。お客さんの色に染められるのがウリなんです」
ぎ「お！いいねいいね。そういう自由度の高いって好きだぜ。どんなオプションがあるんだ？」

橘様「一杯あるんですが代表的なのは、エアコン、クルーズコントロール・・・」
ぎ「定番だな」

橘様「反応弾にマクロスキャノン・・・」
ぎ「マク○ス混ぜんな」

橘様「ちょっと高いですが、ＨＤＤカーナビにドルセリンタンクですね」

ぎ「あー、それも定ば・・・ちょっとまて」
橘様「なにか？」

ぎ「ドルセリンタンクって、追加タンクが最初からあるって意味だよな。タンクその物がオプションってことはないよな」
橘様「オプションですよ」
ぎ「単なる鉄塊じゃねーか」

橘様「あ、一番人気のオプションは、エンジンですね。９９％の方が付けておられます」
ぎ「残りの１％はなんだよ！展示物かなんかか？」

橘様「あー、ほら。最近、エコが流行りでしょ？ＣＯ２排出量が０の完全クリーン車種ということで。標準装備にエンジンは付いていません」
ぎ「ドルボードでCO2でるのかよ！？どうやって動かすんだよ！？」

ぎ「もういい！一番オプションにしちゃいけないだろ！他になんかウリはあるのか？」
橘様「そうですねぇ、こちら、アウトドアを基本に考えているので何より頑丈で登坂能力も高いですよ？」

ぎ「それだ！よく、山道を走るんだけど、ちょっとやそっとじゃ塗装が傷つかないのが大事だ」
橘様「それはご安心ください。こちら特殊な塗装を使っておりまして、モブクラスの攻撃くらいじゃびくともしませんし、ダークキングのレーザーを食らってもドルボ無傷です」
ぎ「ドルボ乗って戦闘しねーからだろ」

橘様「なんかひとっぽいプクとかひいちゃっても傷が残らないから安心です」
ぎ「一安心する所じゃねぇよ。自首しろよ。まぁいい。おっけぇ。例えはともかく、頑丈ってことはわかった。色はどんなのがあんの？」

橘様「カラーラインナップは、ネルげるげる色、ジオラマくわがた色、わがままお兄ちゃんドラゴン色、橘みかん色です」
ぎ「魔王たちに呪われろ」

ぎ「もう、みかんで良いよ。みかんで。んで、グレードはどうなってるの？」

橘様「グレードは、ＳＭＬですね」
ぎ「ポテトかよ」

橘様「最上級のＬですと。なんと、居住区が後ろにくっつきます」
ぎ「いいからマ〇ロスから離れろ！もう良いよ。みかんで武装以外のフルオプション、グレードはＬだ。金ならうんざりするほど持ってからよ。時間がねぇ、契約させてくれ」

橘様「あ、はい。了解です」 橘様『すみません！店員さぁん！』
ぎ「お前だれだよ！？」