ティソナの冒険日誌

ぼくは、かくに
ごしゅじんさまは、ティソナねーさん

きょうのよるはちょっとくもり
くもまからみえるほしをさがすのは、ちょっとたいへん

「よぉ」
なにかごよう？

「おれもちょっと星をながめにきた」
また、ひまなひとだね

「たけやりへいだけどな」
そういうのをずさんっていうんだよ

「無粋（ぶすい）、な」
そうともよむのかな

「一文字たりとも合っとらんわ」
で、そのたけやりへいのたけみつさんは、どんなほしをながめにきたの？

「ずいぶんご機嫌ナナメだな」
べつに。いつものことだもん。

「なにが」
におくためる。っておおごえでさけんでる。

「そうだな」
ぼくは、そのそばにいない。

「お、赤い星見えるな」
え、どこ？

「くいつき良いな。赤色好きなのか？」
うん。ごしゅじんさまのいろだもの

「そうか」
どこいくの？

「ヤボ用だ」
ぼくはかくに。
ごしゅじんさまは、どわーふの女の子。
キャラクターズファイル００１：かくに
種族：マジカルハット
性別：おとこ
せいかく：がんこもの
成長：レベル５０　転生１０回
一人称：ボク
説明：
本シリーズの主人公。
お肉と冒険をこよなく愛する豚。
二年以上冒険に連れて行ってもらっていないのですっかりイジけ中。
「ボクは、かくに！ごしゅじんさまはドワーフの女の子」 キャラクターズファイル００２：たけみつ
種族：たけやりへい
性別：おとこ
せいかく：らんぼうもの
成長：レベル５０　転生１０回
一人称：おれ／拙者（ティソナの前のみ）
説明：
らんぼうものだが、こまやかな気配りの出来る男。
ティソナ牧場に最初に来たモンスターで、牧場のまとめ役。
ティソナの前だけ、変なサムライ言葉を使う。
実はティソナ一家の会計もしているという裏設定もある。

「御屋形様。この出費は一体なにに使われたので？」