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おにりん

[おにりん]

キャラID
: IX399-357
種 族
: プクリポ
性 別
: 男
職 業
: 旅芸人
レベル
: 126

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おにりんの冒険日誌

2018-03-15 00:36:25.0 2018-03-15 01:07:21.0テーマ:その他

彼の夢

少年はみんなを笑わせるのが大好きな明るい子どもで、

クラスではいつもムードーメーカーでした。

そんな彼にも、少し気にしてる事がありました。

彼はとてもとても背が低かったのです。

その事をからかわれたりもしましたが、

〃みんなを楽しくするための【ネタ】なんだ〃

…と、彼は思い込むようにしました。

しかしある日、彼の友達が言いました。

「僕の友達を盗らないで!みんなにいい顔ばっかして、

君なんて全然信用ならない!偽善者!チビ!」

その言葉は、少年の心に深く突き刺さりました。

〃ボクはみんなの事が好きで、みんなが楽しければって思っただけなのに…〃

彼は存在全てを否定されたように感じたのです。

そんな事があっても、彼は次の日も学校に行きます。

次の日も、そのまた次の日も。

しかし、彼はいつしか人の顔を見ることが怖くなっていました。

それでも彼は学校に行き続けます。

〃ボクの欲しいものはここにしかないのだから〃

そう自分に言い聞かせ、無理をしていた彼は、とうとう体を悪くします。

それでも彼は学校に行きたがりました。

見かねた彼の母は、彼の誕生日にドラクエ10を買ってあげました。

この子に他にも居場所を作ってあげたい…

そんな願いが込められていたのかもしれません。

ゲームに全く興味がない彼でしたが、

公式ガイドブックをパラパラ眺めていて、ハッと目が止まりました。


『旅芸人』

〃なんてステキな響きなんだ〃

彼は胸をときめかせ、母のもとまで走りました。

「お母さん!ボク、ドラクエやってみたい!」

久々に見る、息子の嬉しそうな顔に、

彼の母は涙を浮かべます。

そして、彼は冒険の世界の扉を開きました。

彼と彼の母は、オフラインモードを進めていきます。

「ねえ、旅芸人はまだかな?」

「もう少しでなれると思うよ」

「じゃあコンビニまで行ってくるから、お母さん先進めてて」

彼は足早に部屋を出て行きました。

買い物を終え、袋に大量のおやつを持ち、彼は夜の雪道を歩きます。

顔を上げると、冬の夜空には無数の星々が輝いていました。

〃星の数だけ出会いがあったらいいな〃

家に帰ると、彼の母がオフラインを終えて待っていました。

画面右下には、旅芸人の三文字。

彼は思わずニヤけてしまいました。

しかし、先程までの彼のキャラの姿がどこにも見当たりません。

彼は不思議に思い、スティックを動かします。

すると、画面下で黒い何かがモゾモゾ動いています。

そう、彼のキャラはプクリポに転生していたのです。

彼の指が止まり、

「ね!可愛いでしょ!きっとみんなの人気者になれるわ」

…と彼の母が言いました。

そのとき、彼の脳裏に友達の言葉がよぎりました。


「こんなの…じゃない」

「え?」

「こんなの旅芸人じゃない!」

「だって旅芸人って人なんだよ。人じゃなきゃなれないんだよ。

ボクはこんなペットみたいのになりたかったんじゃない!」

「お母さんのバカー!」

彼は母親にコントローラーを投げつけ、部屋から追い出しました。

部屋を真っ暗にし、彼はベットで一人泣き続けました。


涙も涸れ、呼吸も落ち着きを取り戻したとき、

彼は胸にズキンと痛みを感じました。

自分を想ってくれている母の気持ちを、

自分に元気になってもらいたいという母の願いを、

他の誰よりも、彼が一番よく知っていたからです。

彼は灯りをつけ、部屋を片付け、

再びSwitchのスイッチを押しました。

テレビには、夜明けの朝日と共に、

彼のプクリポが映っていました。





~おしまい~







長っ!!


という訳で!

彼の夢は『旅芸人』
(旅芸人になって世界に笑いを与えていくこと)

『人』
人外の獣は人ではないのでなれません。
人という文字が使われてる職業は、意外なことに旅芸人だけなの。




あとがき~

私のこよなく愛する『プクリポ』と『旅芸人』での問題でした。
しかし、最初の物語やヒントが分かりにくく、紛らわしいものになってしまったのが心残り。
(意味深な台詞…これじゃスパスタと連想しても仕方がないね)
改めて文章を書く難しさを痛感。

今回、おかきちゃんとフランコさん、良い質問でしたね。
あれでかなり正解に迫れたんじゃないかと思います。

参加して頂いた方々、読んで下さった方々、
ありがとうございましたー!












僕は知ってるよ

誰よりも君が

一番輝いてる瞬間を





夢を追う君へ

思い出して くじけそうなら

いつだって物語の主人公が立ち上がる限り

物語は続くんだ




君ならきっと…



「サザンカ」 SEKAI NO OWARI 
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