前回のあらすじ
人間と魔物が仲良く暮らす平和な村、アテネ村に突如悲劇が襲う。村長のペットがいなくなってしまったのだ。はたして、ペットの行方は...?
(前回時間の都合上短くなってしまいました。今回は前回よりも長めにお送りします。)
アルバロス村長)これより、私のペット、ホイミン(ホイミスライム)を探しに行ってくれる者を募集する。誰かなりたい者はいないか?
村人A)俺は怪我してもいやだしやめとくよ。
村人B)俺もやめとく。
???)俺が行きます。な?ベビー!
ベビー)ヒヒィー!(おう、せいや!)
アルバロス村長)おお、お前達が行ってくれるのか。ありがたい。
せいやとベビーは村長のペットを探しに行くことにした。
アルバロス村長)まずはやくそうを渡しておこう。それとまほうの小ビンも授けよう。くれぐれも怪我の無いようにな!
せいや)はい!行ってきます!
せいやとベビーはやくそうを5個、まほうの小ビンを5個持って村を出た。
村人A)あいつ大丈夫かなぁ。
村人B)ああ、あいつ弱いくせに度胸だけは一人前だからなあ...。
そう、せいやは、この村での一番の弱者であった。この村では毎年相撲大会や、最強村民決定戦のトーナメントが行われる。しかし、せいやはいつも予選敗退していたのだ。そもそも、せいやはこの島に流れついてきた謎多き人物であるため、多くは謎に包まれているのだ。一方せいやとベビーは...
せいや)まずは武器を揃えないとな。ベビー、丸太探してきてくれるか?
ベビー)ヒィ!(あいさ!)
ベビーは横30cm、縦7cmほどの丸太を持ってきた。せいやは丸太の先を持っているカッターで切り、鋭くした。
せいや)これがあればもし敵に遭遇してもなんとかなるだろう。よし、いくか!
あたりが暗くなってきた。せいやはそろそろ引き返すことにした。ところが、帰っている途中...。
せいや)うわ、スライムだ!
せいやは驚きつつも冷静に相手を見る。せいやはスライムにきりかかった。すると、剣技がはやぶさ斬りと化した。
せいや)これは...?う、頭が...。
???)よし、追い詰めたぞ!レッドドラゴン!必ずお前を倒す!いくぞ!せぃ...
せいや)は!
せいやは突如目を覚ました。
せいや)今の夢は...。とりあえず今日は帰るか。
村に帰り、村長が駆けつけてきた。
アルバロス村長)おお、帰ってきたか、せいや。どうだった?
せいや)...。
アルバロス村長)そうか...。今日は何もなかったようだな。また明日も頼むぞ、せいや!
せいやは家へ戻り、眠りについた。
翌日
村人)大変だべー!おらのペットがあ...。
村民)またペットがいなくなっなのか!?
村人)ああ...。オラのモーモンがいなくなっちまっただぁ...。
村民)今日もせいやのところへ頼みにいくとするか。おーい、せいやぁ!
せいや)ん、なに?
村民)またペットがいなくなったんだ!お前、探してきてくれ!
せいや)ちょ、あと少しでクッパを...うわ!
せいやはむりやり村からだされた。せいやは村の周辺を探索していた。すると、遠くに小さな穴が見えた。
せいや)なんだ?あのほら穴は...。ちょっくら行ってみようぜ、ベビー。
ベビー)ケキィー(OKー)
せいやはほら穴はいった。すると、奥から声が聞こえる。
???)作戦は順調ですね、お頭。
???)ああ、あとは俺が作った.....を使えば...へへへ!
???)捕獲したこいつらに.....をかければ作戦は大成功ですよ!
奥に三角の耳と触手が見える。せいやは急いでこのことを村長に知らせに行った。
アルバロス村長)そ、そんなことがあったのか、ご苦労だった。今日はもう休みなさい。
せいやはすぐ就寝した。
翌日
せいや)うわ、まじかぁ...。
ベビーがいなくなっていた。せいやは絶望した。彼がいないのは、あまりにも辛辣だった。
村民)大変ですー!
アルバロス村長)なんだ?
村民)二人の人間がモーモン、ホイミスライム、ベビーサタンをつれてこっちにきます!
二人の人間が村にはいってきた。
???)どうも、俺はこのお頭の子分、アルクでっせ。
???)俺がアルクの親分、ヘッドだ。
ヘッド)お前ら、こいつらがどうなってもいいのか?
ヘッドが魔物を3匹だす。それは、ホイミスライムとモーモン、そしてベビーサタンだった。
ヘッド)金を出せ!そうすればこいつらは返してやる。しかし、出さないとこいつらはどうなるかな?
アルバロス村長)金などはらうものか!そいつらを返せ!
ヘッド)金を出さない気か...。いいだろう。
ヘッドは何をする気なのか? 続く