物語ばっか書いてるのもあれなんで、たまには変わったもんでも書いてみました。それではお楽しみください。
せいやとメイは同じ家に住んでいる。しかし、せいやとメイは兄弟では無い。メイは単なるせいやの分身的存在だ。
せいや)なあ、メイ、もうすぐ友達と出かけるんだけど、一緒に来ないか?
メイ)うーん、いつぐらいに帰ってくるの?それにもよるよ。
せいや)んと...、明後日の朝には帰ってくる
。
メイ)行ってらっしゃーい♪
せいや)行かないのか...。ちゃんと飯食えよ。
メイ)わかってるって。せいやより賢いと思うし。
せいや)黙れ!まあ、とりあえずもうすぐ出るから、おとなしくしとけよ?
メイ)はいはい、はいは1回♪
せいや)何を言ってるんだ...。それと、明後日の朝までは絶対帰ってこないから、それまでは何が起きても外出るなよ?約束だぞ。
メイ)はーい。
せいや)んじゃ、行ってくるわ!
せいやは出ていった。
メイ)いやー、一人かー。一人っていいもんだなあ。誰にも縛られなくて。さてと、本でも読むかー。
メイはポテチを食べながら小説やマンガを読んだ。
メイ)おっと、もう午後10時か。風呂にでもはいるかー。
メイは20分ほどお風呂に入った。
メイ)はあ、いい湯だった。少しゲームでもするか。
メイは30分ほどドラクエをした。気がつくと11時になってた。
メイ)おっと、もうこんな時間か。そろそろ寝ようかな。
メイはベッドに入った。そして眠りについた。
午前3時のころだった。
ドンドンッ...
メイ)え、こんな時間に誰...?
ドンドンッ...!
音はどんどん大きくなる。メイは必死にベッドの布団にくるまった。
しばらくして音は止んだ。
メイ)た、助かった...。
メイは怖くなって、後日玄関に結界を張った。
メイ)これで大丈夫なはず...。
そしてメイはまた夜まで好き放題した。
メイ)もう午後9時か...。もう寝よ。
メイはベッドで眠りについた。
午前2時ごろ。
ドンドンッ...
メイ)もう、なんなのよ!
メイは恐怖と焦りがでた。いつもの冷静さとはかけはなれており、口調も少し変わっている。
メイ)せいや!助けて...!
メイは必死で叫んだ。すると、
「おい、メイ、大丈夫か!?」
メイ)せ、せいや、帰ってきたの!?
「なんだよ、騒がしいな。どうしたんだ?」
メイ)せいや、助けて!
メイは急いで玄関のドアを開けようとした。
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せいや)明後日の朝までは絶対帰ってこないから、それまでは何が起きても外に出るなよ?約束だぞ。
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メイはゆっくりドアノブから手をひいた。
メイ)結界を張っているのに来るなんて...。もう追わないで!あっちに行ってよお!
メイは必死に叫んだ。
ドン...
玄関のドアの音が消えた。メイは安心した。
翌日
玄関の方から声が聞こえる。
「ねえ、メイちゃん、外に行こー!」
メイ)あ、今行くー!
メイは着替えて外に出た。それっきり、メイは帰ってくることは無かった。
せいや)あいつ、外に出たな。
終わり