せいやの冒険日誌

せいや)なあ、メイ。自分のことを本当に男って思ってるのか？

メイ)んー？そうだが？

せいや)いや、こうさ、女だったら...。なんて記憶ないの？

メイ)覚えてねえなぁ。

せいや)(そういえば...。)


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メイ)お前男だろ！弱音吐いてねえで俺を信じろよ！

せいや)ん、なんだ、その口調は？

メイ)あ、しまった。まだせいやには男の俺は見せてなかったんだっけ。

せいや)ん、どういうことだ！？

メイ)あ、いや、なんでもない！


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せいや)いやいや、まさかな...。

メイ)ところでさ、なんで俺スカートなんかはいてるんだ？

せいや)あ、ああ、ズボン買いにいこうか。

メイ)そうだな。せいやのおごりだぞ？

せいや)やれやれ...。

せいやとメイは服屋に向かった。途中。

メイ)なあ、なんで俺スカートはいてるのになんもまわりに思われてないんだ？

せいや)ま、まあ、それはいろいろあってな。で、ついたぞ。

メイは服やズボンを買い占めた。

メイ)うん、似合ってるねー。

せいや)やれやれ、１０万もしたんだぞ...。

メイ)わりぃわりぃ、ちょっと外出てもいい？

せいや)あ、ああ、構わんが...。

メイ)行ってきまーす！

せいや)(性格は変わってないと...。しっかしどうなってんだ？メイが男に...？)

メイ)お、あれは村長。

メイは村長のとこに駆け寄った。

メイ)アルバロス村長、こんにちはー。

アルバロス村長)あ、ああ。メイ、少し雰囲気変わったか？

メイ)え、別に変わってねえと思いますよ？

アルバロス村長)口調も男っぽくなってる...。

メイ)え、俺男じゃないんですか？

アルバロス村長)ぬ、お前は前は女だったはずだが...。

メイ)うーん、皆そういう風に言うんですよ。

アルバロス村長)(この前のあの事件が関係してるのか...？メイは自分が男だと思ってるのか？)ふ、ふむ。まあ、いつもと違った服装も悪くないのではないか？

メイ)は、はあ。そ、それではそろそろ失礼しますねー。

メイは足早にせいやの家に帰った。

メイ)せいや、どうなってるんだ？

せいや)...。信じられねえかもしれねえが。

メイ)？

せいや)お前は前は女だったんだ。

メイ)へ、どういうこと？

せいや)つまり、お前は性別が変わったということだ。影野冥という女から影野冥という男に...。

メイ)うーん、信じがたいが、皆の反応からして、可能性は否定できねえなぁ。

せいや)とまあ、しばらくは男として生きてみたらどうだ？

メイ)...。そうだね。本当に女だったのかどうかは知らないけど、これからは男らしく生きることにするよ。

せいや)(メイの性別が変わったのは厄介だな...。今後治す方法を早く見つけないと...。)
                                続く