ようやく影野冥を女に戻すことができた荒谷誠也。しかし、そんな誠也にここ最近疑問が浮かびあがっている。なぜ俺の闇の存在が女なんだ?なぜ俺の闇の存在があんなに性格が明るいんだ?彼女は本当に俺の闇なのか?彼女はあれが本性なのか?誠也はそんなことばかり考えていた。
「計画まであとわずか。ここまで私と一緒にいてくれた彼には...。しっかりとお礼をしなくちゃね...。」
荒谷誠也)ああ、ここ最近考えごと多すぎて全然授業に集中できねえ。前のテストも297位(351人中)だったし...。
影野冥)変わってないねー。やっぱり誠也は。
荒谷誠也)お前も学校来てたのかよ。
影野冥)まあ男のときの記憶もあるっちゃあるからね。
荒谷誠也)なあ、冥。お前って本当に...。
キーンコーンカーンコーン...。
荒谷誠也)やべ、席つかねえと。また後でな!
しばらくして学校は終わり、二人は一緒に帰っていた。
荒谷誠也)冥、お前って本当に俺の闇なのか?
影野冥)え、今さら何いってるのさ。当たり前じゃん。
荒谷誠也)どうもお前の様子見てると、俺の闇だと信じづらいんだよなぁ。闇にしては性格明るすぎるし、性別も違うし。
影野冥)...。誠也、考えすぎじゃない?
荒谷誠也)今の無言は...。
影野冥)とりあえず帰ろう。
荒谷誠也)あ、ああ。
誠也と冥はとりあえず家に帰った。そしてそれぞれ自分の部屋に戻った。
荒谷誠也)彼女は本当に俺の闇の存在なのか...?もしかしたら何か企んでるんじゃないのか?
影野冥)荒谷誠也...。やはり..............だ。
荒谷誠也)ちょっと冥の部屋でもいくか。
誠也は冥の部屋に入った。
影野冥)うわ!誠也!ノックくらいしてよ!
荒谷誠也)わ、わりぃ、てか、なんだ?その焦りようは。
影野冥)い、いや、なんでもない。ちょっとスマブラしてくる。
荒谷誠也)ほんまにお前ハマってるな...。いや、しかし...。
誠也は複数の疑問を持っている。影野冥という女の正体はなんなんだ?彼女は本当にあれが本性か?そればかり考えていた。
影野冥)あと少し...。これで誠也を..ば全ては終わる。そして私が...。
続く