荒谷誠也)はあ、眠ぃ...。Zzz...。
先生)荒谷!起きろ!
荒谷誠也)むにゃ?す、すんません...。
先生)やれやれ...。それで、この物語は...。
「緊急事態!緊急事態!」
荒谷誠也)な、なんだ!?突然サイレンが鳴るなんて!
放送)緊急事態発生!職員室で殺人事件が発生!職員は直ちに職員室まで集まってください!
先生)みんな、自習しておいてくれ!
先生は職員室に駆け込んだ。教室内は大騒ぎだった。しかし、一人だけ冷静なのがいる。影野冥だ。
荒谷誠也)冥、お前なんも思わないのかよ!?
影野冥)別に。私が知ったこっちゃないし。
荒谷誠也)そういうところは闇っぽいよな...。
影野冥)そんなところって...。私はどうみても闇じゃないか。
荒谷誠也)どこがだよ!
影野冥)黒い手袋に黒いソックス。どう見ても闇の存在じゃないか。
荒谷誠也)変わったファッションだなぁ。
原田真)お前ら、いつまで喋ってるんだ。
荒谷誠也)わりぃ。
先生)ふう、みんな、聞いてくれ。今から先生は事件について捜査するから、皆は教室で自習しといてくれ。
影野冥)先生、私もお手伝いしましょうか?
先生)いや、別に...。
影野冥)遠慮しなくていいんですよ。お手伝いします。
先生)あ、ありがとう。それじゃあ来てくれるか。
先生は冥を連れて職員室に向かった。すると...。
「うぎゃあ!!!」
荒谷誠也)また事件か...!
誠也は急いで廊下のほうに走った。そこには血の海の上で倒れている先生とそれを黙って見つめている女がいた。
荒谷誠也)お前、先生を殺したのか!?
影野冥)...。
荒谷誠也)お前...。仕方ない、捜査しようか。
続く