病院にて、誠也と冥の病室はとなりどうしになった。
影野冥)どうやってこの世界に来たんだ?誠也。
荒谷誠也)あの技くらってる途中、なんとか攻撃を抜け出して、お前の後を追ってきたというわけだ。
影野冥)なるほど。だが、どうしてそこまでして追ってきたんだ?
荒谷誠也)そ、それは...な、成行ってやつだよ!
影野冥)本当か?そうは見えねえけどなぁ。(こんな口調ですが現在女です。)
荒谷誠也)変な話だが、なんでお前って右手に黒い手袋してるんだ?
影野冥)...誰にも話さないつもりだったけど、わかった。君には教えてあげるよ。
冥の目は今まで以上に黒く、笑みも無い。誠也は覚悟を決めた。
影野冥)この手には...怪物が封印されているんだ。
荒谷誠也)怪物?そいつって強いのか?
影野冥)本体は大して強くない。しかし、相手の力を吸収するんだ。吸収した時のパワーには、誰も太刀打ちできない。この手袋を外したら怪物が封印から目覚める。この世界の破壊など、半日もかからないだろうな。
荒谷誠也)もし怪物の討伐に成功したら、どうなるんだ?
影野冥)私は霊から、人間になれる。
荒谷誠也)...アルバロス村長、話が違いますよ?
アルバロス村長)あ、あれは、少しかっこつけたくてな。
荒谷誠也)やれやれ...。その怪物の戦闘力は、どんくらいなんだ?
影野冥)私の1000倍。
荒谷誠也)じゃ、じゃあ...約500億!?
影野冥)そう、だからこの手袋を外してはならない。絶対に。
冥がそういった瞬間であった。
荒谷誠也)な、なんだ!?地震か!?
病院では(なぜか)地震が発生した。
荒谷誠也)うぐあ!転がるー!
誠也は転がって冥に体が直撃した。
影野冥)いて!君守備力高いから体当たりされると痛いんだよ!
荒谷誠也)わりぃわりぃ。てか、収まったな。
影野冥)今なら怪物を倒せるかもしれないが...。
荒谷誠也)...冥、少し話があるんだ。
続く